韓国・アジア勢に国内市場を席巻されないよう
今から早急に布石を打つべき
製品価格の下落や超円高などが最後の一刺しとなり、半導体メーカーのエルピーダメモリが破綻した。1980年代後半には、日本企業のシェアが世界市場の8割を占め、一人勝ちを演じたものの、韓国勢による激しい追い上げに遭い、1990年代半ばには首位の座を明け渡し、逆に現在では韓国勢(サムスン電子とハイニックス)が世界市場の7割を占めるに至っている。この事象は、化粧品業界とは無縁なものと捉えるべきではなく、韓国・アジア勢に国内市場を席巻されないための他山の石として考察すべきものと言える。(執筆者=本紙主幹 加藤英俊)
コピーが比較的容易な汎用品は
低価格での製造確立することの勝負に
同社が破綻した理由として、コピーが比較的されやすいDRAM(Dynamic Random Access Memory、半導体メモリの1種)に固執し過ぎて付加価値製品への転換が図れなかったことがあったと指摘する声は多い。世界№1を狙い、投資を集中させてきた韓国勢に、同等な品質での価格勝負に持ち込まれては、その時点で勝負は目に見えていたと言えるだろう。
化粧品業界に目を転じると、国内では高価格帯と低価格帯の二極化傾向が鮮明になっている。高価格帯ではディープなカウンセリングを通じて消費者の心をしっかりと掴み、低価格帯でも値段の割に品質が良いといったコストパフォーマンスで消費者の心を掴んでいるため、そのあおりを受けて中価格帯が苦戦を強いられている。
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