【化粧品アンケート調査】20代・30代女性の美白化粧品の使用状況

週刊粧業

カンタンに言うと

【化粧品アンケート調査】20代・30代女性の美白化粧品の使用状況

 限られたお金や時間の中で、レベルを落とさずにきちんと手入れをする――。美と健康については、そんな現代女性のライフスタイルが浮かび上がってくる。20~30代女性412名に行った今回のアンケート調査(調査協力:マクロミル)では、2009年と同様、生活シーン別の使用状況や注目カテゴリーなどについてたずねた。解説では、3年前との比較も行っている。(記事全文・アンケート詳細はこちら

【美白】求められる低価格・高機能、
新路線で需要を掘り起こせ

 美白化粧品の使用開始時期についてたずねた。最も多かったのはシミやくすみが気になりはじめる20~24歳で、20代前半から美白対策をはじめる人が多い。

 しかし10代から始める人もほぼ同規模で存在することから、10代後半~20代前半が一般的な美白開始時期と捉えてよいだろう。

 10代から美白対策を講じる人が増えており、エイジングケア製品よりも先行して美白ケアを取り入れる人が多いようだ。同様の調査をした3年前と比べると、20代後半から始める人が10P程度減る一方で、10代から始めた人が7P増えており、開始時期が早まっている。透明感のある白肌は日本女性の永遠のあこがれであり、やはり日本は美白大国と言えるだろう。

 30代以降から始める人は全体の1割に満たなかった。よって一見、この層にアプローチをするのは効果的ではないと思われがちだが、そうとも言い切れない。

 使用していない人が3割いるからである。30歳を過ぎるとエイジングケア製品を優先する人も多いと思われるが、美白対策はこの年代からでも遅くはないはずだ。日々のお手入れの中にスペシャルケアとして加えてもらう、紫外線が気になる春夏に取り入れてもらうなど、提案次第では新たな美白ユーザーの育成につながる。30代は美白からエイジングへの移行期と言われているが、近年は美白もエイジングもケアできる高機能商品も登場してきている。

 大切なのは、使用していない層にどのように関心を持たせ、手にとってもらえるかを検証していくことである。3年前よりも10Pほど増えたこの層に何らかのアプローチが必要である。

美白化粧品の使用状況・質問項目】

①使用開始時期は?
10代から/20~24歳/25~29歳/30~34歳/30代後半から/使用していない

②使用シーンは?(使用している人のみ複数回答)
夜のスキンケア/朝のスキンケア/メーク時(ファンデーションなど)/昼のスキンケア/その他

③価格帯(使用している人のみ回答)
1000円以下/3000円以下/5000円以下/1万円未満/1万円以上

④期待の美白成分はありますか?(複数回答)
ビタミンC/ビタミンC誘導体/プラセンタエキス/アルブチン/ハイドロキノン/トラネキサム酸/フラーレン/ソウハクヒエキス/VCエチル/甘草/トコフェロール/オウゴンエキス/エラグ酸/その他

⑤今までに美白効果が感じられなかった化粧品はありますか? ある/ない

【調査概要】
調査協力:株式会社マクロミル
サンプル抽出方法:株式会社マクロミルが保有するネットモニタからランダムに抽出
対象エリア:全国
調査対象者:20~39歳の女性
対象者割付:女性/20~24歳、女性/25~29歳、女性30~34歳、女性35~39歳(各103サンプル)
調査実施期間:2012年6月19~2012年6月21日

【PDFダウンロード】「【化粧品消費者調査】美白の使用状況」はこちら

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