コーセー、2014年度上期の概況について説明

週刊粧業 2014年11月17日号 4ページ

コーセー、2014年度上期の概況について説明
 コーセーは11月4日、記者ミーティングを開催し、小林一俊社長が2014年度上期(2014年4~9月)の概況について説明した。

 上期は連結ベースで、売上高が前年同期比5.5%増(為替の影響を除くと4.8%増)の939億4300万円、営業利益が4.6%増の70億4600万円、経常利益が2.1%減の81億400万円、純利益が6.3%減の41億4000万円となった。

 売上高については、消費増税後の反動減の影響が懸念された中、コスメタリー事業を中心に国内販売が順調に推移したことに加え、今年4月に買収が完了した米国化粧品販売会社「タルト」の業績を第2四半期から化粧品事業に取り込んだ結果、売上高が全ての事業セグメントで前年を上回り、過去最高を更新した。

 利益については、積極的な広告宣伝・販売促進活動を展開したことによる増収効果と原価低減等により、営業利益が前年同期比で約3億円のプラスとなった。一方、経常利益、純利益は為替の影響により、若干の減少となっている。

 小林社長は「消費増税前の駆け込み需要の影響を懸念したが、第1四半期でほぼ吸収することができ、半期では化粧品事業、コスメタリー事業いずれも前年を上回り、連結合計で売上高は過去最高を更新した。ここ数年、強化を図ってきたプレステージ、コスメタリー事業における取り組みが、ドラッグストアやGMS、コンビニ、ディスカウントストアでの売上拡大というかたちで成果に結びつき、好調を維持できている」と上期実績を総括した

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