東洋ビューティ、処方データベースを改修、全社共有化へ

週刊粧業 2015年10月12日号 8ページ

カンタンに言うと

東洋ビューティ、処方データベースを改修、全社共有化へ
 東洋ビューティが新設した「イノベーションセンター・中央研究所」には、顧客が研究開発の様子を見学できるルートが設けられている。

 依頼製品の開発者当人から直接話を聞けることもあり、国内外の顧客から見学依頼が増えている状況だ。

 同センターの吉尾公男製品開発室長に新設後の状況について話を聞いた。

 ――新たな研究環境はいかがですか。

 吉尾 研究開発といえば研究員が黙々と取り組むイメージがあるが、見学者への挨拶を含め、以前よりコミュニケーションが増えている。

 入社当初は十数名だった開発者も現在は約80名を数え、経験を積んだ中堅層の厚みが増してきた。

 顧客依頼型の開発とともに、当社発の処方開発にも力を注いでおり、一人あたりの年間試作数も数段に増えている。

 敢えて課題を挙げれば、開発製品のアピール力だ。処方開発からのコンペが多くなっており、開発力とともにそれをアピールする力もしっかり高めておく必要がある。

 とはいえ、当社の開発の土台はあくまで「顧客の依頼に対し誠実に応える姿勢」にある。今後も当社の財産として開発などに活かしていきたい。

 ――具体的には。

 吉尾 約2年前から評価試験データをはじめ様々な情報を入力した処方データベースの改修を進めている。

 現状で登録件数は4万5000件を超えるが、開発処方の概要がひと目でわかるようになれば、開発のスピードアップが図れる。

 そして、データベースを全社で共有することで、提案力の向上につなげていく。

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