アインズ&トルペ 自由が丘店、激戦区でロイヤル客を保持する魅力とは

週刊粧業 2016年10月24日号 35ページ

カンタンに言うと

アインズ&トルペ 自由が丘店、激戦区でロイヤル客を保持する魅力とは
 アインファーマシーズ(本社=札幌市)は北海道から兵庫県にかけ、ドラッグストア「アインズ」をコスメとドラッグのセレクトショップに発展させた形の店舗として「アインズ&トルペ」を展開している。

 基本スタイルは来店客の自主性を重んじたセルフ販売を柱にする一方、書き入れ時になると積極的にお客の懐へ飛び込んでいく接客重視に転じるなどメリハリの効いた時間帯の使い分けで営業効率と顧客満足度を並行で追求している。

 計9軒の同店が競い合っている東京都内において、自由が丘店は今夏に行ったリニューアルを境に売れ行きが活気を帯びてきた。本部サイドが推す元気店の今を紹介する。

入口修正で集客力に明らかな変化
刷新効果で新客の来訪も増加傾向

 店舗面積は約400㎡で十分に広大に映る自由が丘店も、自社の標準値「200坪を作りたいと思ってやっている」(執行役員 物販事業部長兼商品部長 石川香織氏)に照らすと「大きい方ではない」というサイズ感覚で括られたショップであることがわかる。

 もっとも、地価や物件価値が異なる本拠地の札幌では「450坪4層」(同)という巨艦店を運営している同社の感覚においては、自由が丘のサイズは中間的な位置づけなのかもしれない。

 開店は2005年2月で、競争が激しいとされる自由が丘で10年以上を生き抜いてきた。

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