第5回 中国の男性用化粧品市場①

 中国化粧品市場といえば女性用が中心の市場で、男性用化粧品市場が話題に上ることは多くありませんが、現在の中国では、富裕層や80后の男性を中心に、男性用化粧品への興味が高まりつつあります。

 男性用化粧品市場に参入しているブランドとしては、ハイプレステージ・プレステージブランドでは「ランコム」「ビオテルム」「クラランス」、「オプレJS」、「クリニーク」ミドル・マスブランドでは「ロレアル パリ」「ニベア」「メンソレータム」「ウーノ」「DHC」「メンズビオレ」「ギャツビー」「ミシャ」「ザフェイスショップ」などが有名ですが、2010年3月、P&Gが女性用主力ブランドの「オレイ」から「オレイ メン」を投入するなど、各社のマーケティング展開は活発化しており、今後の動向が注目されています。

 今回と次回のコラムでは、男性用化粧品の使用状況について、北京、上海、成都在住の個人年収20万元以上、20代~40代の富裕層の男性450人に対して行ったインターネット消費者調査の結果についてご紹介したいと思います。

 まず、中国人男性が「使用している化粧品」として回答した結果は以下の通りです。

設問1.jpg

設問2.jpg

続きを読むには無料会員登録が必要です

  • PC、スマホからいつでも
  • WEBでかんたん記事検索
  • 化粧品業界の優良記事を
    お届け
この記事のお問い合わせはこちら

浅井潤司

(株)矢野経済研究所主席研究員

2000年に矢野経済研究所に入社後、主にビューティー・リラクゼーション業界の市場調査、分析業務を担当。また、調査・分析業務だけでなく、中国市場進出支援、販路開拓支援、新規事業支援、地域振興・産業振興支援などのコンサルティング業務も手がけている。

http://www.yano.co.jp/china/

一覧に戻る
ホーム > 連載コラム > 第5回 中国の男性用化粧品市場①

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop