IT技術の活用は化粧品業界も例外ではない。各企業はオフライン店舗だけでなく、オンラインマーケティングにも力を入れている。最近は大手企業からブランドショップ企業までオンライン販売サイトを作るようになった。個人のブログやオンラインコミュニティ、さらにはスマートフォンなどのIT機器の発達により、ツイッターやフェイスブックなどソーシャルネットワークまでマーケティングの領域は広がり、かつ進化している。
1. ブログマーケティング
韓国では2000年代に入って個人のミニホームページやブログでの書き込みがブームになり始め、オンラインマーケティングの有効な手段となっている。技術的・商業的制約が無いため、知識が無くても自分のページを作ってデジタルカメラの画像や自分の意見を掲載できることと、広告費をかけなくても検索語の最適化でポータルサイトの上位に掲載できることから、ブログマーケティングは今や一般的な手法になった。
2. ソーシャルネットワークサービス(SNS)マーケティング
ここ数年でツイッターやフェイスブック、ミトゥデイが人気を得ていて、これを活用した製品広告も増えている。SNSは自分のブログやオンラインコミュニティと一緒に利用すると、広告したい内容を一瞬で発信できるとても有用な手段である。尚、最近はソーシャルコーマスのひとつである共同購買サイト(GROUPON、COUPANGなど)が新しい広告手段として脚光を浴びている。
3. オンラインコミュニティ
オンラインコミュニティはブログと似ているが、会員同士の情報共有や共同購買など組織化されている点が異なる。コミュニティの運営者は持続的に管理をする必要があり、コミュニティサイトが活性化すれば、ある程度の事業拡大や顧客の育成に役立つ。韓国のポータルサイト(NAVER、DAUMなど)では多くの関連コミュニティが活動している。
吉田武史
吉田法務事務所代表、日本薬事法務学会理事長
東京理科大学薬学部在学中に行政書士国家試験に合格し、吉田法務事務所を開業。卒業後は薬剤師とのダブルライセンスで薬事許認可業務の代行申請、コンサルタント業をスタート。薬事専門の法務家として、国内外で活動中。今年8月には日本で初の薬事法専門の学会である「一般財団法人日本薬事法務学会」を設立。
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