第6回 中国の男性用化粧品市場②

 今回は前回に引き続き、男性用化粧品の使用状況について、北京、上海、成都在住の個人年収20万元以上、20代~40代の富裕層の男性450人に対して行ったインターネット消費者調査の結果についてご紹介したいと思います。

 まず、中国人男性の「化粧品に対する毎月の平均支出金額」ですが、74%の男性は化粧品の毎月の支出金額が300元までであり、平均支出金額は233元となっています。500元以上を化粧品に使用する男性は9%であり、年齢別に見ると、30代男性が最も多くなっています。また、20、30代男性に対し、40代男性が化粧品に対する支出はやや低く、特に500元以上の化粧品を使う割合が低くなっています。

 次に、中国人男性の「使用しているブランド」ですが、「ロレアル パリ」が中国人男性に最も使われているブランドとなっており、「メンソレータム」、「ウーノ」、「ニベア」が続いています。20代男性には「メンソレータム」と「ニベア」が支持され、30代男性は「ウーノ」を支持する傾向となっています。地域では、北京において、「ランコム」、「DHC」の使用率がやや低くなっています。

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浅井潤司

(株)矢野経済研究所主席研究員

2000年に矢野経済研究所に入社後、主にビューティー・リラクゼーション業界の市場調査、分析業務を担当。また、調査・分析業務だけでなく、中国市場進出支援、販路開拓支援、新規事業支援、地域振興・産業振興支援などのコンサルティング業務も手がけている。

http://www.yano.co.jp/china/

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