第17回 2011年予測

 明けましておめでとうございます。2011年が始まりました。2010年もエステティック業界は非常に厳しい年となったことは間違いありませんが、厳しい状況が3~4年続いていますので、経営者の意識の中で、厳しい状況がごく普通になりつつあることに危機感を覚えます。

 私自身も独立して、会社を興しましたので、本業が変わりましたが、様々なセミナーで講師をさせていただいたり、エステティックグランプリを通じて、例年通り本当にたくさんのサロンオーナーさんとの新しい出逢いがありました。

 100%ではありませんが、このような状況下でも比較的業績が好調なサロンの共通点の1つが店販売上の比率が高いことが挙げられます。私も数年前までは、施術と比べ利益率の低い店販はあまり重要視しておらず、売上構成比の20%くらいを1つの基準としていましたが、これだけ業界を取り巻く環境が変化し、役務での売上を作りにくくなってきますと、売上構成の最低30%、できれば40%~50%くらいまで高めていかなければならないと思っています。

 そのためにフルーツルーツという化粧品を作ったということもありますが、役務だけに頼らず、店販を高めるためにどのようなモデルを作ればいいかを逆算して考えていかなければなりません。従来のやり方の延長線上で5年後はないと思っています。

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榎戸淳一

株式会社ES-ROOTS代表取締役社長、一般社団法人エステティックグランプリ元理事長

新卒で船井総合研究所に入社し、様々な経験を積んだ後に「エステティック業界の健全化、イメージ回復」に使命感を感じ、船井総研内で自らエステティック業界のコンサルティングを立ち上げ、業界内で多大な実績を残す。現在では、株式会社ES-ROOTSを設立し、東京都目黒区に「fruitsroots(フルーツルーツ)」というオーガニックコスメ&エステティックサロンを経営している。www.es-roots.co.jp また、業界誌「週刊粧業」「セラピストBEAUTY」「ヌーヴェルエステティック」の連載、業界イベント「ビューティーワールド」「ダイエット&ビューティー」での講演など、活動範囲は幅広い。

http://www.fruitsroots.com/

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