日本でも注目を集めている男性化粧品ですが、中国でも注目を集める市場となっています。
男性化粧品市場に参入しているブランドとしては、ハイプレステージ・プレステージブランドでは「ランコム」「ビオテルム」「クリニーク」、ミドル・マスブランドでは「ロレアル パリ」「ニベア」「メンソレータム」「ウーノ」「DHC」「メンズビオレ」「ギャツビー」などが有名ですが、各ブランドとも、売上規模こそ大きくないものの、スキンケア製品を中心に、順調に売上規模は拡大しているようです。
従来の男性化粧品のターゲットは、主に1980年代生まれの80后世代や30~40代の富裕層が中心でした。最近はインターネットで気軽に海外の情報にアクセスでき、ネットなどで手頃な価格の男性化粧品が入手できるようになり、1990年代生まれの"90后"世代の使用者も増加しています。そのため、現在は、"90后"世代も男性用化粧品メーカーのターゲットになっています。
先日、北京在住の"お洒落に興味のある90后男性"の生活実態についてグループインタビューする機会があったのですが、その後、その内の2人にスキンケアに関するインタビューをすることができました。その内容が興味深かったので、紹介したいと思います。
浅井潤司
(株)矢野経済研究所主席研究員
2000年に矢野経済研究所に入社後、主にビューティー・リラクゼーション業界の市場調査、分析業務を担当。また、調査・分析業務だけでなく、中国市場進出支援、販路開拓支援、新規事業支援、地域振興・産業振興支援などのコンサルティング業務も手がけている。
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