第31回 存在感を高める韓国系ローカルブランドメーカーの動向②

 今回は中国化粧品市場で躍進している韓国系ブランドメーカーのザフェイスショップの動向について紹介したいと思います。

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1.企業基本情報

 ザフェイスショップの中国市場参入時期は2008年であり、中国市場に参入してから5年しか経っていませんが、2011年(推定)の売上高は前年比110%の330000千元(日本円に換算すると約41.3億円)と急成長しているブランドメーカーです。

2.製品戦略・価格戦略

 ブランドは「ザフェイスショップ」のみの展開です。中国化粧品市場のトレンドの1つになっている"自然派"を前面に出し、「品質ハイエンド、価格ローエンド」を訴求、価格は主にミドル(100~200元)を中心に展開しています。

3.チャネル戦略

 ザフェイスショップは、スピーディーに店舗数を増やすため、直営店と加盟店による店舗展開を行っています。2012年4月末現在の店舗数は55店舗、チャネルとしては百貨店(SC含む)が、ネット通販、路面店の3つのチャネルで展開しています。

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浅井潤司

(株)矢野経済研究所主席研究員

2000年に矢野経済研究所に入社後、主にビューティー・リラクゼーション業界の市場調査、分析業務を担当。また、調査・分析業務だけでなく、中国市場進出支援、販路開拓支援、新規事業支援、地域振興・産業振興支援などのコンサルティング業務も手がけている。

http://www.yano.co.jp/china/

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