第40回 日系ドラッグストアの中国展開②

【週刊粧業2013年6月3日号4面にて掲載】

 今回は前回に引き続き日系ドラッグストアの中国展開、四川省成都市で事業を展開している中部薬品、江蘇省常州市で事業を展開するキリン堂の2社を紹介したいと思います。

●キリン堂

 同社は2012年9月、江蘇省常洲市に100%出資の現地法人「忠幸麒麟堂(常州)商貿有限公司」を設立し営業許可を取得しました。そして、2012年12月、江蘇省常州市に中国1号店「忠幸麒麟堂」をオープン、中国市場に進出しました。1号店は常州1番の大型商業施設である吾悦国際広場の地下1階にあります。

 約370平米の店舗で「生活便利ストア」をコンセプトに、日系化粧品や育児用品、日用品、食品などを扱っています。同社の特徴は、主力商品である化粧品売場を同社が2012年12月に出資した璞優(上海)商貿公司に任せていることです。璞優(上海)商貿公司は化粧品口コミサイトの運営や化粧品専門店「BEAU BEAU」を運営している関係上、忠幸麒麟堂の化粧品コーナーは「BEAU BEAU」コーナーとして展開されています。

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浅井潤司

(株)矢野経済研究所主席研究員

2000年に矢野経済研究所に入社後、主にビューティー・リラクゼーション業界の市場調査、分析業務を担当。また、調査・分析業務だけでなく、中国市場進出支援、販路開拓支援、新規事業支援、地域振興・産業振興支援などのコンサルティング業務も手がけている。

http://www.yano.co.jp/china/

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