【週刊粧業2014年6月30日号4面にて掲載】
セルフ売場の美容部員の入店が最近見直されて来ています。弊社で調査したところ、「店頭でカウンセリングをよく受けている」「時々受けている」という「接客肯定派」は約7割にのぼります。うち、「受けたいと思うが、受けていない」という「隠れニーズ」を抱えた層が3割いるのは注目すべき点かと思います。
かつて化粧品売場といえば、完璧なメイクを施した美容部員が配置され、気後れしたり敬遠する消費者が多く存在することから、自由に自分で多くのコスメを試したり、比較検討できるセルフ売場は支持され、発展してきました。ところが、今や数多くの化粧品ブランドが存在し、よほどの知識や目利きができる消費者でないと、自分に合ったブランドが探せない時代です。美容部員による接客やアドバイスを肯定し、受け入れている顧客は実は意外に多いのです。
この「受けたいと思うが、受けていない」という隠れニーズ層の攻略は、美容部員入店を商機にするかしないの一つのポイントになると思います。特に興味深いのが、カウンセリングへの意向の世代別の内訳(図①)です。
松下令子
美容専門PR・販促支援会社 (株)DSプロモーション 代表取締役
「顧客と一緒に汗を流す」をモットーにPR・販促事業を展開。 医療機関テスター設置活動など独自の販促支援事業が好評。 「当連載では、私たちが業務を通じて得た“今日から試せる” PR・販促施策のヒントをあらゆる角度から提案します」
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