第7回 ASEAN主要5カ国の化粧品トレンド

【週刊粧業2014年11月3日号4面にて掲載】

 今回はASEAN主要5カ国(インドネシア、タイ、フィリピン、ベトナム、マレーシア)の化粧品トレンドを見ていきたいと思います。

・インドネシア

 スキンケアでは、アンチエイジングタイプが最も人気が高く、美白、アクネケアが続きます。ポイントメイクでは、口紅を筆頭に口元まわりの製品への需要が高く、ベースメイクではBBクリームが人気となっています。

 ヘアケアでは、ダメージケアタイプのシャンプーが人気となっています。フレグランスについては都市部在住の男性での使用率と使用頻度が高まっています。また、全体的には、ハラール認証を得た化粧品の人気も高まりつつあります。

・タイ

 スキンケアでは、アクネケアの人気が最も高く、これに続くのがアンチエイジングタイプです。ポイントメイクでは、目元周りの商品への需要が高く、中でもアイシャドウの人気が高くなっています。

 ヘアケアでは、ダメージケアタイプのシャンプーが人気となっています。フレグランスでは、持ち運びがしやすく、価格も抑えられた小容量(12 mL)タイプが人気となっています。

・フィリピン

 スキンケアでは、美白に対するニーズが高く、アクネケアがこれに続く人気となっており、近年では高価格帯商品でアンチエイジングの人気が高まっています。

 ポイントメイクでは口元周りの商品の需要が大きく、特に口紅が人気となっており、ベースメイクではBBクリームが人気となっています。ヘアケアでは、カラーヘア用シャンプーが人気となっています。フレグランスについては、低価格品増加によって縮小傾向にあります。

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浅井潤司

(株)矢野経済研究所主席研究員

2000年に矢野経済研究所に入社後、主にビューティー・リラクゼーション業界の市場調査、分析業務を担当。また、調査・分析業務だけでなく、中国市場進出支援、販路開拓支援、新規事業支援、地域振興・産業振興支援などのコンサルティング業務も手がけている。

http://www.yano.co.jp/asean_india/index.php

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