第50回 見込み客を作る

【週刊粧業2013年11月18日号5面にて掲載】

 以前は、広告を出せば出すほど、新規集客ができた時代もありましたが、現在はそうではありません。広告を出してある程度集客でき、契約に結びつけることができているサロンとそうではないサロンに分かれてきているように感じます。

 それは広告の見せ方、出し方ということ以上に、見込み客を作る努力をしているかどうかということが大きな差になっているようです。見込み客とは、自サロンに対し、「気になっている」「知っている」「聞いたことがある」という方々のことであり、将来サロンのお客様になる可能性がある方々のことです。

 そのような方々をできる限り増やしておくことで、そのような方々が広告を見たときに来店、契約につながる可能性が高まります。見込み客づくりをせずに広告を出しても、結局は割引目当てのお客様である可能性が高く、集客できたとしても契約率が低いのが現状です。新規集客は、集客数ももちろん大事ですが、たとえ少ないながらも見込み度の高いお客様をどれだけ集客できるかの方が大事なのです。

 見込み客を作る活動は様々な手段があります。もちろんお金をかける方法はいくらでもありますが、現在はSNS等を活用して、無料でいくらでも見込み客づくりの活動ができる時代です。私が経営するフルーツルーツでは、ブログやフェイスブックをフル活用して見込み客づくりをおこない、新規集客につなげています。


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榎戸淳一

株式会社ES-ROOTS代表取締役社長、一般社団法人エステティックグランプリ元理事長

新卒で船井総合研究所に入社し、様々な経験を積んだ後に「エステティック業界の健全化、イメージ回復」に使命感を感じ、船井総研内で自らエステティック業界のコンサルティングを立ち上げ、業界内で多大な実績を残す。現在では、株式会社ES-ROOTSを設立し、東京都目黒区に「fruitsroots(フルーツルーツ)」というオーガニックコスメ&エステティックサロンを経営している。www.es-roots.co.jp また、業界誌「週刊粧業」「セラピストBEAUTY」「ヌーヴェルエステティック」の連載、業界イベント「ビューティーワールド」「ダイエット&ビューティー」での講演など、活動範囲は幅広い。

http://www.fruitsroots.com/

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