第22回 頭一つ抜け出てシェアを取る!

【週刊粧業2015年11月9日号5面にて掲載】

早いもので今年も残すところあと2カ月となりました。今年はインバウンド市場が大変盛り上がりましたが皆さまの会社もその恩恵を受けられましたでしょうか?

 今年6月より4か月間、三菱総合研究所さん主催で企業に参画いただき訪日中国人市場研究会を開催いたしました。私はその座長を務めさせて頂いたのですが、大手企業であってもインバウンドは未だ手探りであるというのが実情でした。会社の方針としては「インバウンド市場を攻める」と決まっているものの明確な予算がなく、専門部署もなく既存のお仕事を抱えながらインバウンドの担当になられている方がほとんどです。

 現在インバウンドで売れている商品は、売り手側から仕掛けて売ったというよりは、たまたま運よくヒットしたというのが大半を占めているのですが、それにも関わらずメディアで爆買報道が過剰にされているせいか、マネージメント層が抱くインバウンドの目標数字はかなり高く現場はハイプレッシャーの中手探りで進めているというのが現状です。

 しかしその反面、始まったばかりの新しい市場であるからこそ、ここから頭一つ抜け出た企業が市場のシェアを取っていくのだろうということにも気づきました。

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沖野真紀

中国女性市場専門調査会社 (株)ブルームス代表取締役

定性調査に特化したインサイトマーケティングを得意とする。また、日本とアジアのメディアで美容通としても活躍中。その知見と現地調査でアジア女性の美容ニーズの分析に努めている。

http://blooms.jp.net/

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