第48回 化粧品はその人の肌にあってこそ

【週刊粧業2018年2月12日号6面にて掲載】

 当社は中国人女性に向けて化粧品を販売していますが、お客様の質問にチャットで丁寧に対応することをウリにしているため、日々さまざまなご質問を頂きます。

 その中で最も多いご質問は何だと思われますか? それは、圧倒的に「敏感肌でも使えますか?」です。

 この質問は、実はとても奥が深く、単に「敏感肌だから使えるかどうかを確認したい」というわけではありません。これは「友達肌」による化粧品セレクトの誤りから回り回って、ここに行き着いたという場合がほとんどなのです。

 詳しく解説すると、この「友達肌」というのは中国で最近よく使われている言葉なのですが、自分の肌に合うかどうかより「友達が良いと言っていたから買う」という傾向がある人を指します。そして、そのようにして化粧品を購入した場合、往々にして肌に合わないことが発生します。友達と自分の肌は必ずしも同じではないからです。

続きを読むには無料会員登録が必要です

  • PC、スマホからいつでも
  • WEBでかんたん記事検索
  • 化粧品業界の優良記事を
    お届け
この記事のお問い合わせはこちら

沖野真紀

中国女性市場専門調査会社 (株)ブルームス代表取締役

定性調査に特化したインサイトマーケティングを得意とする。また、日本とアジアのメディアで美容通としても活躍中。その知見と現地調査でアジア女性の美容ニーズの分析に努めている。

http://blooms.jp.net/

一覧に戻る
ホーム > 連載コラム > 第48回 化粧品はその人の肌にあってこそ

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop