第56回 見えるところにはブランドもの、が女心

【週刊粧業2015年1月19日号12面にて掲載】

 女には本音と建て前がある。あらためて、それを感じたのが2015年最初の新年会でした。

 学生時代にJJの表紙モデルにスカウトされて以来、30代ではVERY創刊号にファションリーダーを務め、40代~50代にかけてはバブル世代のブランド志向を守り続けてきた親友とのコスメ談義でのことでした。

 「今年の買い初めは、トム フォード ビューティーの口紅とフェースパウダーよ」。待ち合わせたレストランで、新年早々、うめだ阪急で手にいれた限定コスメを嬉しそうに見せてくれた彼女は、二つ年上のお姉さんの影響を受け、10代からブランドコスメにデビュー。皆の憧れだったディオールのシャドウを化粧品カウンターの女性より完璧に使いこなしていたコスメフリークです。

 「出先でメーク直しをする時に、トム フォードを使っているという満足感が効果実感にプラスして自分の顔に輝きを与えてくれていると思うのよ。これこそブランドコスメの威力」。ブランドと言えば、私が持ち歩いている化粧品はクレ・ド・ポー ボーテ。特に、フェースカラーのレオスールデクラの美しい容器を取り出すたびに、うっとりしているのは確かです。

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中村浩子

(株)ヴィーナスプロジェクト代表取締役社長

「JJ」「VERY」等ファッション誌の編集・企画を手がけ、黒田知永子や三浦りさ子等、その時代を代表するタレントをプロデュースし、トレンドを生み出してきた。 現在まで読者モデルを1万人以上発掘しており、現在は女性消費者を取材し続けてきたノウハウを活かし、ファッション・アクセサリー・ビューティに関わる商品開発やイベントを企画、ブランドプロデュース、コンサルティングまで幅広く行っている。

http://www.venus-project.jp/pro/02.html

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