【週刊粧業2019年3月11日号14面にて掲載】 バーゲンで安く手に入れる、ネットのタイムセールがお得だから手に入れるというのは、本来のファッションを楽しむということとは違ってきていると感じていましたが、最近、ここに、体形カバーのファッションというジャンルが加わって、益々、ファッションに対して気持ちが萎えていくのを止めることができません。 一方で、若い女性の間で、身体を鍛えることで、筋肉のつ...
【週刊粧業2018年10月29日号11面にて掲載】 ヘアサロンの予約もSNSで直接やり取りする時代。秋になって、若い担当者のLINEのアイコンが変わったので、「いつもと違う感じ」と尋ねてみると、先月、友達の結婚式のときに、インスタ映えする背景だったので撮った1枚に変えたとのこと。 でも、撮影した場所より気になったのは、いつもと違う感じのドレスアップ服は先輩に借りたというので、驚きました。20...
【週刊粧業2018年10月1日号13面にて掲載】 テニスコートでプロポーズ? 劣勢の試合でベンチに座り込む大坂なおみ選手(20歳)を、ひざまずいて励ますサーシャ・バインコーチ(33歳)の姿は、あまりにも印象的で、目を奪われるシーンでした。 今、スポーツ業界を中心に、あらゆるところで、理不尽な上下関係とか、師弟関係が露呈してきていて、上司と部下、指導する立場と、指導される側には暴力や性差別など...
【週刊粧業2018年8月27日号5面にて掲載】 「史上初!胴上げ投手は女の子!」。ニュースで見かけた野球帽にポニーテールがよく似合う可愛い女の子は、第12回全日本中学野球選手権ジャイアンツカップで、女子選手として大会史上初となる優勝投手となった島野愛友利(あゆり)ちゃんです。大淀ボーイズのエースナンバー1を託された14歳の女の子は、中学硬式野球の頂点に上りつめ、東京ドームでの優勝インタビュー...
【週刊粧業2018年8月6日号15面にて掲載】 東京で40度を超える酷暑の夏、ファッションイベントのためにスタイリストと打合せにでかけ、熱中症対策に紫外線対策、もはやトレンドよりも生き抜くための服が必要だと話していたところ、米ランジェリーブランド、ヴィクトリアズ・シークレット衰勢のニュースが伝わってきました。 ヴィクトリアズ・シークレットといえば、若手スーパーモデルを起用した華やかなランウェ...
【週刊粧業2018年7月9日号26面にて掲載】 こんなにテレビを見なくなったのに、このところ金曜の夜が待ちどおしくなるほど、楽しみにしている番組が、NHK総合テレビの「チコちゃんに叱られる!」です。 2017年より単発での放送が始まり、2018年4月から毎週金曜日19時57分からレギュラー放送が始まったクイズバラエティー番組ですが、5歳の女の子という設定で、最新のCG技術を駆使したキャラクタ...
【週刊粧業2018年6月4日号10面にて掲載】 先日、ファッションスタイリストと美容ライターの3人で、久しぶりにお食事に行くことになり、私がお店をアレンジすることになりました。 GWもずっと一緒の仕事で大変忙しく、休みなしだった彼女たちをどこに連れていってあげようかと考えたとき、一番に思い浮かんだのが、お料理は美味しいけれど、シックなたたずまいのお店でした。二人とも、仕事柄、日々の新しい発見...
【週刊粧業2018年4月30日号15面にて掲載】 最近、気が付けば、無意識に口ずさんでいる曲があります。 齋藤工さんがゲストと組んで出演している、求人サイトindeed のCMでは「仕事探しはインディード!」、柳楽優弥さんが出演のWOW WOWのCMでは「ふふふふんに入ろうかな!」、V6の井ノ原快彦さん出演のかんぽ生命のCMでは「If you're happy and you know it...
【週刊粧業2018年4月2日号11面にて掲載】 平昌オリンピックに続いて、パラリンピックでも、数々の名場面、感動のシーンがありましたが、とりわけ、スノーボード競技終了直後からの成田緑夢選手の笑顔には、突き抜けるような爽やかさがあって、その笑顔を見ていると、こころが温かく豊かに満たされていく実感がありました。 スノーボード界では有名な成田3兄弟の末っ子だった緑夢選手は、小さな子供のころからその...
【週刊粧業2018年3月5日号15面にて掲載】 平昌オリンピックが終わり、沢山の感動シーン、メダル獲得の瞬間を見ることができましたが、今回、フレッシュな記憶として、目ではなく、耳に残っている言葉があります。 それは、スノーボード解説者の中井孝治さんが連発していた「オシャレですね」という誉め言葉。フィギュアスケートの評価には、技術点以外に、芸術点として美しさの評価がありますが、人と競い合う競技...
【週刊粧業2018年1月29日号15面にて掲載】 年明けから、女性だけで集まる新年会が、すでに6回ありました。友人関係から仕事関係、年齢は、娘世代の20代から母親世代の70代までと幅広いものの、どの集まりでも、そこで、最終的に話題になるのは、スキンケア、ヘアケア、ヘルスケアの事。 世代によって、3つの話題の順番は入れ替わるものの、彼女たちをインタビューしながら、新年会は悩み多き女性たちの本音...
【週刊粧業2017年12月4日号19面にて掲載】 年末が迫って、流行語大賞が話題となる季節がやってきました。毎年、「こうじゃないでしょう」と思う言葉もノミネートされ、「本当に流行している言葉が少ないのでは」と思いながらもついチェックしてしまいます。 今年のノミネートを見てみると、「インスタ映え」「忖度」が気になるところですが、いろんな意味で、すでに「忖度」されてしまってノミネートされていない...
【週刊粧業2017年11月6日号11面にて掲載】 「あんなに仲良しだった娘が、2度と口をきいてくれないんですよ。」 某アパレルメーカーの50代の取締役が、会議の後、寂しそうに話しかけてきました。 一体、何があったのか尋ねてみると、海外出張に出かける早朝、いつも使っている自分のヘアブラシを旅支度のトランクに入れてしまったため、娘のヘアブラシをちょっと拝借したところ、後から起きてきた娘が、ブラシ...
【週刊粧業2017年9月25日号12面にて掲載】 先日、顧問先の朝食会議に向かう途中、高校時代の友人から携帯に電話がかかってきました。早朝に、直接電話ということは、もしや、恩師の訃報かもと思い、でてみると、電話の内容は、同窓会のお知らせでした。 「仕事もいいけど、そろそろ同窓会にも顔を出す年齢じゃない?」。世界のサーキットを回って、時間と闘うF1レースの取材をしてきたキャリアウーマンの彼女が...
【週刊粧業2017年9月4日号15面にて掲載】 天候不順の夏、この1日だけは何としても晴れて欲しいと願っていたのは、葉山在住のプロのヨットレーサーが中心となって主催する、レース艇の舵取りが体験できるクルージングイベントに参加する予定だったからです。 念願かなって18日連続の雨模様から一転、真っ青な空のもと、2020年東京オリンピックのヨット競技会場となる葉山新港事務所の3階には、集合時間の1...
【週刊粧業2017年7月31日号6面にて掲載】 先日、ファッション、ビューティーの仕事を中心に、いくつかのプロジェクトを任せている30代の女性スタッフA子さんから、「私、入籍したんです」と突然、報告を受けました。それも、飲みものを買うために飛び込んだコンビニの入り口で、です。 1週間前には、一緒に3泊も石垣島に滞在し、帰京してからは、都内のホテルロビーラウンジでお茶する場面もあったのに、「よ...
【週刊粧業2017年6月26日号15面にて掲載】 白山神社の「あじさいまつり」に行ってきました。 驚いたのは、お祭りといえば、男性が主役のイメージですが、約3000株の紫陽花が咲く境内には、圧倒的な数の女性が詰めかけていて、お花と一緒の写真を撮ったり、お気に入りの品種のアップを撮ったり、主役は女性、まるで撮影会のような盛り上がりです。楽しそうに紫陽花を撮る様子に、男性陣は居場所がない感じもあ...
【週刊粧業2017年6月5日号13面にて掲載】 「美容室でお見かけしていた頃は、あんなに穏やかで、ゆったりとした印象だったのに」 テーマカラーの白を活かしたジャケットスタイルで、民進党の代表として答弁に立つ蓮舫さんを見るたびに、いつから、この人の印象は「怒っている人」になってしまったのだろうと、少し残念な気持ちになってしまいます。 キャスターの頃から、知的で、さっぱりした印象、媚びないカッコ...
【週刊粧業2017年4月24日号15面にて掲載】 ネットニュースを見ると、視聴率が悪いと酷評されているNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」ですが、私の周りでは、会う女性、会う女性が「直虎」に夢中で、視聴率100%なのではないかと思うほどです。 先日も仕事先で結婚したばかりの30代女性と休日の過ごし方の話になりましたが、彼女も日曜日に帰宅したら、まず録画した「直虎」を観るという話で盛り上がりま...
【週刊粧業2017年3月27日号13面にて掲載】 「Kちゃん、今日はピンクなんだ」。同僚の男性社員が黙ってパソコンを眺め、発言をしないで済ます会議でも、上司も恐れぬ強気な発言で男前さを発揮しているKちゃんが、ふんわりピンクのVネックニットで商品開発ミーティングに現れ、あまりに新鮮だったのでつい声をかけてしまいました。 ほぼ毎日黒タイツを履いてダークカラーのコートを着て過ごす寒い季節から、桜の...
【週刊粧業2017年2月27日号19面にて掲載】 女性誌HERS 3月号の特集企画にお声がかかって、80年代後半JJ編集部で活躍していたライターとして、座談会に参加してきました。テーマは「JJ」が私たちに残したものって何だろう?です。 現役女子大生の頃からバブルの時代真っ只中の20代に、楽しい毎日を切り取るように、面白がってつくっていたJJ。ファションもビューティーもキャンパスライフから生ま...
【週刊粧業2017年1月30日号15面にて掲載】 テニスの全豪オープンを観ていて、日本で注目を集めているのは男子の錦織圭選手でしたが、私が目を離せなかったのは、女子の大坂なおみ選手。 驚くべきは、錦織選手より速い200km越えのサーブが打てる女子選手であること。力強いフォアハンドのパワーテニスで、2016年には世界ランキング144位から一気に48位に上昇し、東京オリンピックに向けて、パワーの...
【週刊粧業2016年11月28日号15面にて掲載】 NHKのTV番組で、幼いころから馴染みのある街、豊中市の社会福祉課で活躍する若い女性職員のドキュメンタリーを見て、「なるほど!」と思うことがありました。 私が子供の頃は、幼稚園から通学を共にした友人のお庭付きの邸宅でお誕生会が催されたり、大型犬と暮らす外国人の先生にマンツーマンで英会話を習う子が多かったり、豊かな街の印象でした。 しかし、高...
【週刊粧業2016年10月31日号15面にて掲載】 新宿NEWoManでトークショーがあり、顧問先の化粧品メーカーの30代女性を誘って行ってきました。タイトルは「ナチュロパスによるアンチエイジングと妊娠可能な体作りへのデイリーケア講座」。 ナチュロパスとは自然医学療法士のことを指し、オーガニックや自然医療の先進国オーストラリアでは、専門のクリニックや薬局を利用している女性も多く、日本でも、ナ...
【週刊粧業2016年10月3日号15面にて掲載】 今、毎日欠かさずチェックしているのは、乳がんで闘病中の小林麻央のブログ「KOKORO」です。 病床から届けられるメッセージは、妻として、母として、一人の女性として、がんと共に生きるありのままの女心を伝えるもの。人の目を気にしない、無色透明、クリアな感情がストレートに響いてきます。 写真では、抗がん剤治療の副作用が見て取れる自身の現在をアップし...
【週刊粧業2016年8月29日号18面にて掲載】 ネコブームをリアルに実感したのはセブン-イレブンでのこと。売れる商品をデータで把握して、無駄なく陳列することで有名なセブンで、棚の上から、吊るしを入れて4段にキャットフード、下3段にドッグフードが陳列されているのを見て、今、どちらが旬なのかが一目でわかりました。 SNSではインスタグラムを覗いてみると、セレブと呼ばれる人たちにもネコマニアが目...
【週刊粧業2016年7月25日号15面にて掲載】 「もしかしてモテ期?」。このところ、表参道を歩くたびに、若い男性から声をかけられることが多く、久しぶりに20代の頃、渋谷の公園通りを歩いていたときのことを思い出します。最近のモテる様子を一部ご紹介すると、金曜の夕方、黒のノースリーブニットにマキシ丈の麻のスカートでロエベブティックをのぞいていたら、「気品のある大人の女性だと思って……」とビジネ...
【週刊粧業2016年6月27日号15面にて掲載】 実施まで1か月しか無いLIVEイベントで、急遽、ファングッズを作る必要に迫られ困っていたところ、知人から、「少ロット、最速、お手頃価格でグッズの制作、販売の会社を興した女性がいるから会ってみる?」と紹介があり、その友人のセンスと相手先のオフィスが代官山近辺にあるという立地イメージに賭ける思いで、とりあえずメールで連絡してみました。 すると、「...
【週刊粧業2016年5月30日号12面にて掲載】 「外は風がきつかったですか?」。友人が入院している病院のエレベーターで、乗り合わせた看護師さんの一人が、話しかけてきました。 「かなりの強風でしたよ」と答えると、「今日に限って、スカートで来ちゃったんです」と、困った様子です。でもどこか、ウキウキ感が伝わってくるのは、きっとこの後に食事会?デート?合コン?があるに違いないと思いました。 乗り合...
【週刊粧業2016年5月2日号14面にて掲載】 銀座のデイヴィッド・マイヤーズ・カフェで、隣の席に二人の女性が座りました。 トレンドの着こなしから、一人はファション誌のライター、もう一人は取材対象のオシャレな読者だと、すぐにわかりました。職業柄、二人のファッションチェックをしてしまいましたが、全身今シーズンのものといった感じのライターより、ブランドはわからないけれど、確実に上質な素材の服にこ...
中村浩子
(株)ヴィーナスプロジェクト代表取締役社長
「JJ」「VERY」等ファッション誌の編集・企画を手がけ、黒田知永子や三浦りさ子等、その時代を代表するタレントをプロデュースし、トレンドを生み出してきた。
現在まで読者モデルを1万人以上発掘しており、現在は女性消費者を取材し続けてきたノウハウを活かし、ファッション・アクセサリー・ビューティに関わる商品開発やイベントを企画、ブランドプロデュース、コンサルティングまで幅広く行っている。
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