週刊粧業2022年7月11日(第3304号)

週刊粧業 2022年7月11日号 32ページ

週刊粧業2022年7月11日(第3304号)
■特集/アンケート調査、消費者が求める化粧品・日用品2022

7品目中6品目で購入価格が上昇業界挙げての高付加価値化が奏功

 日用品カテゴリーにおいては、全7品目中6品目で購入価格が上昇した。特に「シャンプー」(20・4%増)、「スタイリング剤」(12・5%増)、「衣料用洗剤」(27・2%増)の3品目が大きな伸びを示した。3年前の調査でシャンプー、ヘアカラー、ボディソープ、生理用品の4品目で価格下落が進み、トータルでやや苦戦という結果だったことを考えると、この3年間で単価アップが進んでいることがわかる。原材料価格の高騰に見舞われる日用品業界には、様々な難しい問題が降りかかってきているが、それを跳ね除けるような、機能一辺倒ではない、情緒に訴える「これがないと困る」と言われるような高付加価値アイテムを開発・投入していくことが求められる

【第2集】(注目カテゴリーの使用状況)
■シャンプー~プレミアム感を訴求した高価格帯が市場を牽引
質問項目/現在使用中の商品の容量と価格は?、詰め替え用を購入していますか?(複数回答) ほか4項目
■スタイリング剤~不満減少で高機能志向が強まる、選ぶ基準や購入場所は多様化傾向
質問項目/使用している商品の価格は?、使用している商品はどのタイプですか? ほか3項目
■ヘアカラー~セルフカラーの新しい楽しみ方も
質問項目/使用状況は?、最近使用した商品の価格は? ほか4項目
■ボディソー高単価品のニーズが増加、サステナへの意識も向上
質問項目/現在使用中の商品の価格は?、詰替用を購入していますか?(複数回答) ほか4項目
■ハミガキ~機能重視の傾向がさらに強まる、使う品目の増加で価格意識も
質問項目/現在使用中のハミガキの平均価格は?、商品を選ぶ基準は?(複数回答) ほか6項目
■衣料用洗剤~中高価格帯の高機能・高付加価値品に高い支持
質問項目/現在使用中の商品の価格は?、商品を選ぶ基準は?(複数回答) ほか4項目
■生理用品~コロナ禍でニーズ多様化、プレミアム品の投入進む
質問項目/現在使用中の商品の価格は?、商品を選ぶ基準は?(複数回答) ほか5項目

■特集/コロナ禍ニーズに応える研究開発~高付加価値品のニーズが高まる
◎日本コルマー~研究に専念できる環境整備を推進、中国の研究体制も機能強化へ
◎ホシケミカルズ~カラーレスファンデから着想を得た「ソフトフォーカスセラム」を新提案
◎東洋新薬~強みを活かしUVケアに注力、利便性備えた新施設を開設
◎ラパスジャパン~世界で初めてマイクロニードルパッチ化粧品でレチノールの安定化に成功
◎東洋ビューティ~化粧品の新たな価値創出の実現へ、ストレスと肌の関係をさらに深掘り
◎日進化学~環境に配慮した代替処方の開発を強化~開発部門の専門化で高機能志向に対応
◎エア・ウォーター・ゾル~巣ごもり需要に対応して受注増、企画担当を配置しODM化を加速
◎近代化学~主力のカラートリートメントを改良、社員教育やデジタル活用などで成果
◎ナユタ~小規模な工場だからこそできる丁寧なものづくりを今後も実践
◎日光ケミカルズ~製剤開発をサポートする開放研究室、コロナ禍でオンライン活用を推進
◎コスメテックジャパン~新たな市場を切り拓きながらクライアントとともに成長する
◎DRC~パリ近郊でex vivo試験を開始、オープンラボとして研究環境も提供
◎三洋化学工業~ショールームの移転・刷新により相互的なコミュニケーションめざす
◎綿半トレーディング~原料・処方組みの一部を担い開発スピードアップに貢献
◎バイオトレーディング~抗炎症作用を持つビタミンC誘導体が好調
◎レッテンマイヤー~欧州で培ったノウハウ生かし天然由来原料を積極的に提案

■ジャパン・コスメティックセンター、国際的なコスメティッククラスターを目指して

■サプライヤー各社のESG対応~評価機関の活用と積極的な情報開示で、サプライチェーンの透明性・信頼性を確保
◎岩瀬コスファ~サステナブル原料に販売目標設定、RSPO認証品の取り扱いを強化
◎一丸ファルコス~エシカルな企業活動に対外評価高まる、社員の働き方改革や健康増進にも注力
◎池田物産~SDGsを照らし合わせたCSR活動と行動規範で持続可能な社会の実現へ
◎阪本薬品工業~薬用植物「カワラヨモギ」の栽培普及で地域活性化に貢献
◎日本精化~3つの「キレイ」をお手伝いするための長期ビジョンを策定
◎マツモト交商~従来から環境配環境配慮型原料の提案に注力、男女平等の働きやすい環境づくりも
◎高研~未利用資源を有効活用した原料開発、山形大学とのSDGs連携で地域貢献
◎ポイントピュール~自社農園での原料栽培をスタート、クリーンエネルギーの活用にも注力
◎ケイズ~企業や行政、教育機関との連携で地元・金沢から地方創生を目指す
◎日本色材工業研究所~社外への積極的な情報開示が社員のESGへの意識向上に
◎トキワ~グローバル視点での成長投資加速、サステナブルビューティの先導へ
◎木村産業~環境に配慮した原料で幅広い提案を

■リテーラーの戦略/DX支援
◎イオンリテール~ニューコンビネーションを展開、3000㎡型で生活シーンに合わせてアソート
◎セブン&アイ・ホールディングス~コンビニのグローバル化と首都圏食品戦略を、米国コンビニ事業は統合が順調に推移
◎西友~商品・販売力強化で価値を創造し収益拡大、EDLP、SPA、OMO、デジタルの4分野を強化
◎10X~小売のEC事業立ち上げをサポート、ネットスーパー市場を10倍に拡大
◎セーフィー~現場を解析しソリューションを提案、小売の業務効率化、売上・収益拡大を

■壽商会~自己発砲機能でクリーミーな泡をもたらす原料に注目
■日光ケミカルズ、宇治研究員が第29回「製剤の達人」の称号を授与
■エーシーテック、生体利用率の高い加水分解ケラチン
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