ブックタイトル化粧品・トイレタリーの専門誌C&T|2019.10(季刊No.181号)

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概要

化粧品・トイレタリーの専門誌C&T|2019.10(季刊No.181号)

脱プラ・減プラの実現へC&T 2019-10 15ねも重要だと考えている。また、リサイクルなど3Rに注目すれば、ガラス瓶が再生利用可能な資源として最も適した素材であることは間違いない。改めてガラス瓶の紹介を進めて、潜在的なニーズを掘り起こすなど様々な可能性を探っていきたい」 詰め替えパウチが主流となったシャンプーやボディソープなどのインバス製品に適した環境対応型容器として、詰め替えパウチをそのままセットして使用できるエアレスタイプの「エコインパック」シリーズを発売している(写真2)。 「エコインパック」は、外側の容器を繰り返し使うことでゴミの削減化に貢献する。エアレス仕様のため、酸化を防いで内容物を使い切ることができることも経済的と評価を高めている。 また、「紙」にも注目し、紙パウダーを51%含有し主原料にした新素材容器(バイオマスマーク取得済)も開発し、既に販売を開始している。材質表示は「紙、PP」となり、紙製品に分類されるため、紙ゴミとして廃棄可能で、焼却時にダイオキシンなどの有害ガスを発生させず、汎用プラスチック原料と比べてCO2排出量を約28%削減する。 さらに、環境配慮型の新製品開発では、食品・飲料など他産業の環境への取り組みもヒントに「化粧品分野への応用可能性を探っていく」という。 「プロジェクトを通して、エコ原料メーカーや協力工場との連携強化を図り、環境対応型でも様々な要望やニーズに応えられる体制を整えていく。並行して、従来の化粧品業界にはなかった、新しい環境対応型容器の開発にも挑戦していく」 プロジェクト立ち上げに向けて昨年から原料・資材メーカーや協力工場の開拓を進めており、既に一部製品については試作段階に入っているという。写真2 エコインハ゜ックシリーズ