ブックタイトル化粧品・トイレタリーの専門誌C&T|2019.10(季刊No.181号)

ページ
16/30

このページは 化粧品・トイレタリーの専門誌C&T|2019.10(季刊No.181号) の電子ブックに掲載されている16ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

化粧品・トイレタリーの専門誌C&T|2019.10(季刊No.181号)

20C&T 2019-10特集「GREEN PACKAGING」の提案を強化大日本印刷も行っており、モノマテリアル包材でありながら金属のような高級感のあるメタリック調の意匠を実現した。今後、国内外で提案を強化していくという。 植物由来包材「バイオマテック」は、サトウキビから砂糖を精製した際の廃糖蜜(副産物)などの植物由来原料を一部に使用することで、石油資源の使用量の削減につながる。また、植物由来の原料を使うことで、焼却の際に発生するCO?を相殺する「カーボンニュートラル」という考え方から、石油由来のプラスチックフィルムに比べてCO?排出量を削減できる。 石油由来のプラスチックフィルムと比べた場合、バイオマテックPETフィルムでは約10%、バイオマテックPEフィルムでは約16%のCO?排出量の削減となる。 従来のプラスチック包材と比べても、同等の加工適性・機能性・バリエーションを持っているバイオマテックは「今すぐにできる環境配慮」として提案 大日本印刷は環境に配慮した包装材として、モノマテリアル包材とバイオマテック包材の展開に注力している。 2018年10月に行われた東京国際包装展「TOKYOPACK 2018」より同社が提唱している環境配慮パッケージシリーズ「GREENPACKAGING」では、「持続可能な原料調達」「CO?の削減」「資源の循環」の3つの価値を通じて循環型社会を実現していく。 同社のコンバーティング技術を活用し、単一素材でも物性を保持できる包材として開発された「モノマテリアル包材」は、PE(ポリエチレン)またはPP(ポリプロピレン)の2素材で展開されている。リサイクルを容易にし、リサイクル品質の向上も期待される。 モノマテリアルPEでは耐熱性や耐ピンホール性の付与を実現しており、洗剤やシャンプーの詰替パウチや液体用小袋などへの展開が可能となっている。モノマテリアルPPでは特殊ラミネート技術により、バリア性の付与や流通・充填時のバリア劣化を防止することができる。 また、モノマテリアルラミネートチューブの開発モノマテリアルラミネートチューブ循環型社会の実現モノマテリアル包材