ブックタイトル化粧品・トイレタリーの専門誌C&T|2019.10(季刊No.181号)

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概要

化粧品・トイレタリーの専門誌C&T|2019.10(季刊No.181号)

脱プラ・減プラの実現へC&T 2019-10 21を強化しており、詰替パウチなどを始め、多くの企業で採用されている。 このほか、バイオマスプラスチックや森林認証紙を使用した製品などには第三者認証マークを付与することで、ブランドイメージの向上にもつながるという。 「今後、バイオマスプラスチックはさらに普及が進んでいくだろう。さらに、モノマテリアル化を図ることでリサイクルしやすい包材にするとともに、機能性の向上と量産できる体制を整えていきたい」(同社) また、同社ではプラスチック使用量の削減の試みとして、開口部にチャックを取り付けることで開封後の再封(リクローズ)を可能にするなどの高機能性を付与した紙容器の開発にも成功している。バリアフィルム「透明蒸着フィルム IB-Film」を使用しており、水蒸気や酸素に対する高いバリア性も付与していることから、食品やトイレタリー分野のパッケージとして提案を強化している。 5月に環境省が制定した「プラスチック資源循環戦略」のマイルストーンでは「2025年までにリユース・リサイクル可能なデザインに」という記載があり、「2030年までにバイオマスプラスチックを200万トン導入する」ことも明言されている。 2020年にバイオマスプラスチックの出荷量を11倍に、2030年にプラスチックの1/ 6をこうしたバイオマスにすることを目標とする同戦略の策定に伴い、国内でも再生可能なパッケージへの積極的な切り替えが意識される中、同社製品への問い合わせも増加傾向にあるという。今後、展示会・セミナーへの参加や販促活動を通じて「GREEN PACKGING」の取り組みとともに、製品提案に注力していく。高機能紙容器