ブックタイトル化粧品・トイレタリーの専門誌C&T|2019.10(季刊No.181号)

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概要

化粧品・トイレタリーの専門誌C&T|2019.10(季刊No.181号)

脱プラ・減プラの実現へC&T 2019-10 13植物由来かつバージン素材であることから、安心して使用できるだけでなく、美しい見た目や強度も従来のボトルと変わらない。また、ボトルを使い終わって焼却処分する際に排出されるCO2はサトウキビが成長の過程で吸収したものだ。元々自然界に存在したCO2を大気に戻しているだけなので環境への大きな負担にはつながらない。 バイオマス樹脂を使用したボトルは地球想いの優しいボトルだ。 また、ツバキスタイルでは容器メーカーとして初めてSGS・ULの各認証も取得している。そして、現在、タイに新しい工場を建設しており、来年1月からの稼働を予定している。 BOI(タイ投資委員会)環境対策工場であるタイ工場は、ISO取得に加え、石油由来のプラスチック使用を最小限に抑えた工場としてスタートする。 ツバキスタイルは今後、さらに環境への取り組みを強化していく。いごみを減らすことで、環境は大きく変わっていくだろう。 限りある資源を守り環境汚染から地球を守るために、ツバキスタイルは、メカニカルリサイクル容器の製造・普及を宣言し、11月には、業界初となる世界的認証機関GRS(グローバルリサイクルスタンダード)の認証を予定しているほか、環境省が推奨するプラスチックスマートにも参加するなど、これからも環境への取組みを進めていく。「石油」由来のプラスチックを、「植物」由来のプラスチックに 「現在、ツバキスタイルで月180t使用している石油由来のプラスチックを植物由来のプラスチックに変える」という想いから、ツバキスタイルでは、環境に優しい素材を使うことで限りある資源を未来に残し、環境への負荷を少しでも減らしていく取り組みを進めている。 ボトルの原料である石油やガスなどの天然資源も、現在のペースの消費が続けば100年後には枯渇すると言われており、今後、新たに油田が発見されたり、技術革新によって時期が変わっていく可能性はあるものの、限りある資源であることに違いはない。そこで、ツバキスタイルではバイオマス樹脂を使用した容器の製造を進めている。 バイオマス樹脂はサトウキビを原料としており、原料のサトウキビ2020 年から稼働するタイ工場