ブックタイトル週刊粧業2019年4月8日号

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概要

週刊粧業2019年4月8日号

第3155号 (第3種郵便物認可) 週  刊  粧  業 2019年(平成31年)4月8日(10)薬局づくり~イベント・秋の食育祭り~」がグランプリ、龍生堂本店の登録販売者、木村隆行さんの「病人直さずして、病気治らず」とユタカファーマシーの管理栄養士、木村祥子さんの「糖尿病患者における栄養指導とその成果」が選ばれた。 副実行委員長が翌年の実行委員長を務めることが慣例となっている。第20回はアカカベの皆川友範社長が実行委員長となる。2020年は東京オリンピック・パラリンピックが開催されることもあり、運動の要素を取り入れたテーマを検討している。 OTC医薬品やサプリメント等に加え、機能性表示食品や特定保健用食品(トクホ)など、食品に健康の領域を拡大することでドラッグストアの成長につなげることを打ち出した。 フードやヘルスケアとは別に食と健康のゾーンを新設し、生活習慣病とシニア対応をテーマに試飲・試食を交えてアピールした。 これと連動し、JACDSのテーマブースでも食と健康プロジェクトの実証実験を中間報告した。 今回は「ドラッグストアが支える地域社会の健康~セルフメディケーションをもっと身近に~」をテーマに、10兆円産業に向け、新たな取り組みによって進化・成長するドラッグストアをアピールした。397社(38社増)が1400小間(3小間増)で展開し、出展社数・小間数とも過去最大となった。前日の商談のためのプレビュー開催を含め、4日間で12万4526人(1540人減)が来場した。 JACDSが情報発信するテーマブースと、ヘルスケア、ビューティケア、健康食品・介護食品、フーズ&ドリンク、ペットケア、ストア&ファーマシーソリューション、新設の食と健康など13の出展ゾーンで構成した。拡大している調剤は、店舗のひとつの機能として什器や冷ケースなどの店舗設備と一体化した。 今回は新しい試みで、ヘルスケアや健康食品・介護食品、フーズ&ドリンクとは別に食と健康ゾーンを形成した。 青木会長は、オープニ テーマブースは、現状と展望、街の健康ハブステーション構想、食と健康プロジェクト中間報告、電子タグのデモンストレーション、薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)への対応、登録販売者の日の6つの取り組みを中心に展開した。 このうち、食と健康プロジェクトは現在、ウエルシア薬局のハックドラッグ戸塚店(横浜市戸塚区)、スギ薬局柏豊四季店(千葉県柏市)、トモズ八王子店(東京都八王子市)、カメガヤのフィットケア・デポ北すすき野店(横浜市青葉区)で実証している健康にかかわる食のカテゴリー創出の取り組みをパネルで解説した。売場づくりで情報発信・情報提供、地域の個人薬局との連携、地域包括支援センターとの連携などについて解説した。健康食品やサプリメントのすべての成分を網羅した「ナチュラルメディシン・ングセレモニーのあいさつで次のように語った。 「ドラッグストア業界は順調に成長している。10兆円産業を目指すうえで、売上と責任は比例する。JACDSとして、街の健康ハブステーション構想を提唱し、プロジェクトが具体的に活動し始めた。OTC医薬品の売上の8割以上をドラッグストアが占めているが、これだけではなく、食を通じた健康も包含しながら健康相談の範囲を広げ、店舗はコミュニティとして地域に密着していく。1980~90年代にかけて確立したドラッグストアという業態はこれから、本格的にパーソナルな健康をカバーする業態へ進化していく。セルフメディケーション、調剤、食を通じた健康をベースに利便性を兼ね備え、各地で取り組み進んでいる地域包括ケアシステムの中心を担っていく」 食と健康のゾーンは、生活習慣病予防とシニア食の2つを手間に、30社が出展した。ブース内にはセミナー会場を設置した管理栄養士の講演のほか、試食・試飲を含めてメーカーの情報発信などを強化した。 杉浦実行委員長(スギ薬局常務取締役事業本部本部長)は、食と健康のゾーンを新設したねらいを次のように語った。 「第15回以降、ドラッグストアショーは新しい要素を付加して進化させている。17回は調剤のファーマシーソリューションゾーンを新設し、18回はSNSを活用したショーのメディア化によって海外への発信を強化した。これまでのドラッグストア産業の成長を振り返ると、日用雑貨や食品など、ラインロビングでマーケットを拡大し、最近は食品の構成比が高まっている。現状、食品は利便性と価格訴求のカテゴリーの位置づけだが、ドラッグストアとして健康の要素を付加することで新しいマーケットを創造できる。一方、ドラッグストアは第3の専門職として管理栄養士の職能確立に取り組んでいる。食を含めた健康をアドバイスできる業態への進化のきっかけにしたかった」 このほか、ヘルス&ビューティ情報ステーションは睡眠、防災、キッズプログラムなどをテーマに最新のトレンドを発信し、新商品コレクションも100社・300アイテム以上が出品した。また新しい取り組みで、男性のきれい発信するメンズアワードを開催した。 第14回セルフメディケーションアワードは、ぱぱすの薬剤師、中島みどりさんの「気軽に入れるデータベース」の書籍やタブレットを売場に配置した売場づくりや、血圧計等のセルフチェック機器を健康にかかわる食のコーナーに設置して健康意識を高める取り組みのほか、血圧や血糖、女性などのテーマで商品をくくり直す売場づくりを提唱した。 電子タグは、専用機器での検品作業や、精算、商品と棚に設置したサイネージでの広告との連動などを体験できるようにした。法規制への対応で、20年に薬機法、薬剤師法の改正が検討されており、現行の薬局、地域連携薬局、専門医療機関連携薬局(いずれも仮称)への機能分化が求められることなどを発信した。 JACDSの登録販売者委員会は、10月6日を登録販売者の日として日本記念日協会に申請し、認定された。登録販売者の認知アップ、資格者のやりがいにつなげる。 登録販売者委員長を兼務する浦上晃之副会長(ゴダイ社長)は、「ドラッグストアのOTC医薬品販売の大半を登録販売者が担っているが、登録販売者の職能が世の中に浸透し、来店目的にはなりきっていない。認知アップを検討する中で、記念日を制定することとした。語呂合わせ、毎年10月17日~23日の薬と健康の週間との連動を考えて、10月6日とした。登録販売者の社会的な役割を発信する機会にしたい」と語った。年間購読 …… 6万8000円(税別)6カ月購読 …… 3万6000円(税別)3カ月購読 …… 1万9000円(税別)年間購読 …… 3万8000円(税別)6カ月購読 …… 1万9600円(税別)???????????????????????? ?? ?? ?? ?? ?? ??10月6日を登録販売者の日に健康視点の食のカテゴリー構築を 日本チェーンドラッグストア協会(JACDS、青木桂生会長)は3月15~17日の3日間、幕張メッセ(千葉市美浜区)で第18回JAPANドラッグストアショーを開催した。JACDSパーソナルな健康をカバーする業態へさらなる進化を食品中心に健康領域拡大を発信