クリニークでは、昨秋にリニューアルした「ターンアラウンドコンセントレートEX」が好評で、同じく角質ケアを訴求した3ステップとの相乗効果をもたらしている。
2月17日に発売した「イーブンベターブライトセラム」(写真)は肌色を均一に整えて透明感を引き出す、肌色向上美容液で、世界の主なビューティアワードで58の賞に輝いた。
「欧米で先行発売され、その効果と素肌美の概念(=均一な肌色)の啓発が支持された美容液。年齢ともに生じる色ムラにも対応した、白の、その先の美しさを訴求した美容液である」(小山順子取締役事業部長)
さらに、瞬時に毛穴を小さくする「リファイニングソリューションズ」(全2種計4品)、ハリとうるおいをもたらす「リペアウェアモイスチャーリフトクリーム」(全2種)を4月に発売し、市場のニーズに応える。
流通面では、百貨店を主軸としながら、流通の幅を徐々に広げる。
1月27日にイオンモール倉敷オペークドットクリップにカウンセリングとセミセルフ機能を持った誰でも気軽にアクセスしやすいカウンターをオープンした。3月9日にはFLAXUS武蔵村山にも同様の売場をオープンし、新たな客層にアピールする。
3月6日にオープンする「イセタンミラーメイク&コスメティクス」に続き、4月26日に出店する「シンクス」に新たなサービスを導入する。来店者が店頭に置かれたブレスレットを装着すると、その色によって「フルコンサルテーション」「セルフ」「エクスプレス」(指名買い)の意志表示ができるというもの。誰でも気軽に立ち寄れる売場を目指す。
「今期は、新たなチャネルでクリニークの魅力を伝えるとともに、百貨店でのマーケットシェアを高め、プラス成長を目指したい」(小山氏)