ライオン生命科学研究所は、順天堂大学・植木理恵先任准教授と共同で「女性の薄毛」に関する研究を進め、このほど、女性由来のヒト毛乳頭細胞に対して網羅的遺伝子解析を行ったところ、女性の薄毛の原因は、女性ホルモンが減少することで直接引き起こされる可能性を示す新たなデータを確認した。
さらに、育毛有効成分「6-ベンジルアミノプリン(以下、6-BA)」は女性の薄毛に対して、発毛促進と脱毛抑制の効果が期待できることを、細胞を用いた遺伝子レベルの解析で確認した。
この研究成果に関連する内容は「第6回国際研究皮膚科学会(2013年5月8日ポスター発表:イギリス・エジンバラ・Edinburgh International Conference Centre(EICC)」で発表する。
同社は1980年代より育毛の研究を開始し、育毛に有効な成分を効率よく頭皮に経皮吸収させる技術を開発。また2002年には世界で初めて男性型脱毛症の毛乳頭細胞の網羅的遺伝子解析を実施し、男性型脱毛症には、発毛促進シグナル「BMP,エフリン」の低下と脱毛シグナル「NT-4」の増加が関係していることを明らかにした。さらに、育毛有効成分「6-BA」が「BMP,エフリン」の生成を増加させること、オキナワモズク抽出物が「NT-4」の生成を阻害することを発見するなど、生命科学の最先端技術をいち早く毛髪科学分野に応用した研究を行ってきた。
一方、2004年より「女性の薄毛」の原因を解明するための研究に着手、2005年には女性ホルモンにより「BMP」の発現が促進されることを確認した。
このほど、40~60代の薄毛が気になる女性を対象に、洗髪時の抜け毛について分析した結果、閉経後の女性は抜け毛が多くなる傾向があることから、閉経後の女性ホルモンの減少が女性の毛髪に何らかの影響を与えることを再確認した。
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この記事は粧業日報 掲載
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