ポリスター、日本企業のアウトバウンドを促進

週刊粧業 2015年9月21日号 11ページ

カンタンに言うと

ポリスター、日本企業のアウトバウンドを促進
 ポリスター(本社=横浜)は、日本の化粧品や日用雑貨、健康食品などを中国へ流通させ、企業の中国進出をサポートしている。特に同社は、沿海部の福建省厦門(アモイ)を基点とした中国自由貿易区を中心にビジネスを展開する。自由貿易区では、海外製品の発送がすばやくなり通販が有効な手段となるほか、国有企業の店舗でも販売できるという。

 現在、中国で高級品とされている日本の化粧品を手頃な価格で販売するための仕組みをつくり、日本企業の利益を守ったうえで、中間層の消費者でも購入できるようにしている。

 日本にいながら中国人消費者にインターネットを通じて合法的に製品を販売することができる「越境EC」の運営サポートも本格的に行うほか、衛生許可申請が必要な店舗展開にも対応する。ブランドPRや現地の展示会への出展、SNSの活用により、販売プロモーションも行う。

 同社の親会社は、創業から20年にわたり中国との貿易を通じ現地における知見や人脈を広げてきたため、中国での販売のノウハウが豊富だ。日本で仕入れた製品を、厦門にある支社を通じて日本のブランドイメージを保ちつつ「現地の作法」で流通させ、日本、中国ともに互いの立場と利益を守りながら円滑に中国展開が進められるのも強みとする。

 「当社が間に立って仕入れから流通まで行うことでリスクを排除し、日本企業が安心して中国へ進出できるようにする。日本の化粧品を中国人皆に使ってもらい、日本のイメージを良いものにして、両国の友好の懸け橋になりたい」(畑穣取締役社長)
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