著名アナリスト2氏に聞く、2016年トイレタリー市場展望

粧業日報 2016年7月8日号 1ページ

カンタンに言うと

著名アナリスト2氏に聞く、2016年トイレタリー市場展望


【森氏】多種多様な商品が並ぶ売場で
インバウンド品目にも拡がり

 訪日外国人の消費動向は、日本よりも早く中国人旅行者によるインバウンド需要が拡大していた韓国の例からも、大きく3つのフェーズがあると見ている。

 第1フェーズが、アクセサリーやバッグなど外見の装いへの投資であり、化粧品の需要拡大に見られたような美容など身体的なケアへの消費が第2フェーズだ。日用品やOTC医薬品の需要拡大もここに入ると思われる。

 そして、第3フェーズが、身体の内側からのケアである。サプリメントの需要が拡大していることは、早くもこのフェーズに入ったと言えそうだ。

 しかしながら、まだ各フェーズでニーズを掘り起こしきれていない商品が多数存在し、中国人以外の外国人も買い物を含めた旅行を楽しんでいる。

 先のOTC医薬品は、韓国人や台湾人の旅行者が好んで購入しているのではないかとも言われている。

 韓国は、化粧品の専門店が多い一方で、マス向け商品の小売店が少ない国である。消費者心理として、ショッピングには楽しさやエンタテインメント性を求めるものであり、ドラッグストア、ディスカウントストアなどに代表されるような売り場のガヤガヤした感じは、訪日外国人たちの購買意欲をそそる装置となっている。

あと76%

粧業日報の有料プラン(制限なし)をご契約の方のみ閲覧可能です

  • PC、スマホからいつでも
  • WEBでかんたん記事検索
  • お手元に届く紙面版も販売
有料プランについてはこちら
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > 著名アナリスト2氏に聞く、2016年トイレタリー市場展望

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop