ロベルテグループ、天然香料と化粧品原料を展示

週刊粧業 2017年5月29日号 22ページ

カンタンに言うと

ロベルテグループ、天然香料と化粧品原料を展示
 天然香料で世界をリードするロベルテグループ(ロベルテ社、シャラボ社)では、CITE Japan 2017に出展し、6コマのブースを構える。

 ブースを4つのコーナーに分け、それぞれのテーマで天然香料を使った素材の可能性を幅広く紹介する。中央にプレゼンテーションスペースを設置、その周りに4つのコーナーを設けて回遊しやすくした。生花を飾るなど、フランスの香料会社らしい一面も取り入れる。

 今回、メイン展示となるのが「ACTIVE FRAGRANCE for BEAUTY」コーナーだ。天然香料の化粧品機能を有効利用した肌と髪に働きかける調合香料「ACTISCENT」(アクティセント)シリーズ(全6種、ロベルテ社)で、「肌のハリ」「輝き」「修復」「抗菌・鎮静」「保湿」「髪の補強」別にバランスよく調合した香料に特定の機能を持つ天然香料を組み合わせ、そこに心地よい香りを加えた。肌や髪に働きかける成分を配合したダブルアクションの調合香料として提案する。

 会場で「アクティセント」シリーズを詳しく紹介するため、ロベルテ本社よりフレグランス部門R&Dマネージャーのアントニー・ペガール氏が来日する。ペガール氏は「アクティセント」プロジェクトの中心人物であり、ブース内で7回にわたりミニプレゼンテーションを実施するとともに、5月31日13時15分より開催される技術者発表会では「アクティセント」の髪の補強作用についてのプレゼンテーション(逐次通訳有)を行う。

 「ACTIVE FRAGRANCE for LIFE」コーナーでは、「悪臭中和」「デオドラント」「蚊の忌避効果」機能を訴求した調合香料を提案する。

 3つ目のコーナー「NATURAL EXPERTISE」では、ロベルテグループが得意とする天然香料と抽出技術を駆使した香料原料を展示する。100%天然由来の香料を組み合わせた調合香料や、超臨界抽出香料、分画蒸留香料など、最新の抽出技術を用いた香料原料を紹介する。

 4つ目は化粧品原料を集積した「HEALTH&BEAUTY」コーナーで、「まつげの育毛」「抗酸化・美白」「毛髪育毛」「髪のツヤ」「保湿」「目元のケア」を訴求する美容成分を用意する。グループとして新たな一面を打ち出すことになりそうだ。

 「化粧品業界向けの展示会にロベルテ社とシャラボ社が合同出展するのは今回が初めて。香料を使った化粧品原料や忌避剤など特徴的な素材をご紹介できるようになった。機能性を持たせた原料でありながら香りも訴求できるのが魅力だ。ブース内でこれほど多くのプレゼンテーションを行うことも、今回のチャレンジといえる」(山本健児ロベルテグループ代表取締役)

 ロベルテグループは南仏・グラースに本社を構え、海外に多くの工場や支社を持つグローバル企業であり、傘下にシャラボ社、サパド社、ビオノーヴ社を抱え、昨年のグループ総売上は4万6800万ユーロ(約564億円)に及ぶ。
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > ロベルテグループ、天然香料と化粧品原料を展示

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop