ケイズ、品質保証と営業体制がさらに充実

週刊粧業 2017年10月23日号 42ページ

カンタンに言うと

ケイズ、品質保証と営業体制がさらに充実
 ケイズの容器部門では今上期、既存客からのリピート受注増に加え、新規客数が前年同期比1.3倍となるなど、堅調に業績を伸ばしている。

 既存客のリピートが増えた要因として、久保渕武第一営業部部長は「メーカー出身の技術者が入社し、クレームへの早期対応が可能になったほか、検査工場で新たな検査機器を導入し、品質面のサポート体制が充実・強化された。このため品質保証への信頼が高まり、次の新たな仕事につながっている」と説明する。

 新規客数の増加に関しては、特に化粧品OEM事業からの新客獲得が順調に進んでいる。また、今期は営業スタッフの人員増強を行い、従来比でほぼ倍の陣容となったことで、「既存のお客様への対応で手一杯だった状況から脱却し、現在は新規獲得に向けて外へ向けた活動がしっかりとできている」(久保渕氏)という。

 取扱容器では、同社が得意とする韓国や台湾などの海外容器に対する引き合いが高まっており、中でもガラス容器のような見た目で、重厚感や高級感を演出する樹脂製の厚肉タイプ容器「ヘビーブロー」(写真)が好調だ。

 また、中身が空気に触れにくい「エアレス容器」が、パラベンフリーのトレンドを受けて伸長しているほか、「チューブ容器」では先端に筆やボール、パフなどが付いた特殊タイプから一般タイプまで幅広く引き合いが高まっているという。

 現在は、国内外の新規取引先の開拓に注力しており、今期から新たな取り組みとして、ヨーグルトやジューススタンドなどの食品容器を化粧品用途として提案している。

 同社では今後の取り組みとして、「これまで容器と中身づくりを手掛けていたが、今期から新たに容器・パッケージの加飾デザインを提案できるようになり、既に実績がある。今後は品質面のさらなる強化に加え、企画から製造、デザインまでのオールインワン提案に注力していく」(第一営業課 佐藤亜由美氏)方針だ。
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