あらた 須崎社長、組織横断型の業務改革を推進

週刊粧業 2018年1月1日号 8ページ

カンタンに言うと

  • 今期は、第2四半期が増収大幅増益となり、通期見通しを上方修正しています。好調の要因についてどのように分析していますか。
  • コスト削減、業務改革に向けた取り組みはいかがですか。
  • 専売品「アドグッド」の現状と今後の方向性についてはいかがですか。
  • 「家庭用品卸№1」を目指すことを表明されました。その狙いについて教えてください。
  • eコマースの取り組みはいかがですか。
  • 物流ネットワーク構築についてはいかがですか。
  • 市場予測をしていただきつつ、中期経営計画2年目の基本課題、方針をお聞かせください。
あらた 須崎社長、組織横断型の業務改革を推進
 あらた(須崎裕明社長)は、高単価の付加価値商品の売上が好調に推移し、物流費・人件費の伸びを吸収することで、売上高・利益とも期初計画を上回る進捗で推移している。

 2017年4月からスタートした中期3カ年計画では、全社的な業務改革・改善に取り組むべく、業務改革本部を立ち上げ、将来的なコストアップ(トラック配送費の値上げ、人件費高騰など)が懸念される中、着実に手を打ち始めている。また、意思決定の迅速化を図るため、営業体制を見直し、支店の廃止、支社への集約を進めている。

 須崎社長に今後の経営課題についてインタビューした。

単価アップで収益性が向上
通期業績見通しを上方修正

 ――今期は、第2四半期が増収大幅増益となり、通期見通しを上方修正しています。好調の要因についてどのように分析していますか。

 須崎 第2四半期までの実績は、売上が前年同期比104%、経常利益も123.9%と順調に推移しています。高付加価値商品の販売が好調で、その構成比が高まったことで、数量がほぼ前年並みで推移する中、売上が4%伸び、着実に単価アップが図れています。

 H&BCでは、シャンプーの貢献が大きかったです。ボタニカルを訴求したシャンプーなどが1500円前後と高額ながら、ある程度市民権を得てきています。また、高齢化で高機能・高単価なハミガキが売れています。

 トイレタリーにおいても、単価が高めの高残香タイプの柔軟仕上剤の構成比が高まっており、単価アップに大きく貢献しています。

 ――コスト削減、業務改革に向けた取り組みはいかがですか。

 須崎 中期経営計画では、本社・支社の重複業務を抜本的に見直し、全社的に組織横断型の業務改革・改善に取り組む一環として、本社と支社を横断する「業務改革本部」を昨年10月に立ち上げました。

 現在、課題の洗い出しを進め、複数の案が出てきておりますので、生産性向上という観点で重要性を精査し、優先順位づけを行い、優先順位の高いものから順にプロジェクトを組んでいきます。

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