ヒダン、口紅容器のトップメーカーとして多様なニーズに対応

週刊粧業 2018年3月26日号 10ページ

ヒダン、口紅容器のトップメーカーとして多様なニーズに対応
 口紅容器で世界トップシェアを持つヒダンでは、数年前から2ケタ伸長が続いている。

 「船橋工場で約300名、中国昆山工場で約1200名が従事し、日本で消費する容器は船橋工場、フランスや米国に納める容器は昆山工場で生産する。両工場とも順調に稼働している」(井上正臣国内営業本部本部長)

 同社の強みは細かいロットまで対応し、容器の生産から充填仕上げまで提案できることにある。ロットはオリジナルなら3000本、シルバーの規格品なら200本から対応する。

 加工機は全て社内で製作しており、自作の充填機を本社に設置し、色出しサンプルを作ったり、充填適正を確認したりできる。見学の際もアクセスが便利だ。

 昨年新設したショールーム(写真)には、これまでに手がけた歴代の口紅容器が展示され、取引先から「質感も含めてやりとりができ、デザインもとても参考になる」と好評を博している。

 本社には3Dプリンターも導入し、立体的なサンプルで重さや手にした時の感触を確認できる。

 イノベーションルームでは、パリ、ニューヨークの事務所や取引先と積極的にミーティングを行っている。

 「2017年は細かいロットで30万本以上の実績があった。中身をバルクでお預かりし、充填まで仕上げることが多い。中身も基本的な処方ならある程度組むことができる。取扱いブランドは100前後に及ぶ。プレステージブランドの取扱いでは質・量とも世界一になった。当社は容器メーカーとして認知されているので、今後は充填仕上げまで対応できることもアピールしていきたい」(井上氏)
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