ケイズ、容器の品質向上とコスト削減を推進

週刊粧業 2018年3月26日号 8ページ

ケイズ、容器の品質向上とコスト削減を推進
 ケイズの容器部門では今期(2018年3月期)、海外製を中心に圧倒的なバリエーションを誇るエアレス容器などが好調を牽引し、前期比16.3%の増収で着地する見通しだ。

 久保渕武第一営業部部長は、好調の要因として「業界全体で容器の納品が遅れている中、我々は海外から安定して約2カ月でペットボトルとポンプを調達できており、早期に対応して欲しいという駆け込み需要に応えているからだ」と説明する。

 容器に関しては、既存客からのエアレス容器とアイライナー容器の受注が倍増ペースで年々拡大している。そこで、ケイズでは今期から新たに専用の金型を自社で設計し、韓国の提携工場の協力により量産体制を整備した。

 同社では来期以降も品質を高めながら、量産化によるコスト削減を進めていく方針だ。

 「お客様から信用・信頼を得るためには、ディーラーとして単に容器を調達するだけでなく、容器自体の改良・改善を推し進めていかなければならない。既存のお客様から信頼をいただくための活動に専念してきた成果が、今期の業績に反映されている」(久保渕氏)

 今期は営業スタッフの人員増強を行い、既存客への対応で手一杯だった状況から脱却し、新規開拓の活動が活発化した。このほか、OEM事業からの新客獲得も順調に進んでいるという。

 今期からは新たに、容器・パッケージの加飾デザインも展開し、加飾デザインから容器、中身づくりまで幅広いトータル提案が可能になった。

 「これまで容器の提案で必死だった営業マンが、今では中身もお客様に興味を持ってもらえるような提案ができるようになってきた。1枚の発注書で容器調達から中身づくりの全てが完結する当社の便利さが多くのお客様から喜ばれており、今後はこれがさらに伸びていくだろう」(久保渕氏)
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