宮本、メール便で送れる厚さの新シリーズを導入

週刊粧業 2018年3月26日号 8ページ

宮本、メール便で送れる厚さの新シリーズを導入
 宮本では、前期(2017年11月期)の売上高が前年比約20%増となり、予想を上回る実績をあげた。

 「受注は順調であり、今期も同様の実績を見込んでいる。特にPET容器やチューブの受注が多く寄せられている」(宮本浩樹社長)

 2016年に2つの印刷工場の事業を継承し、印刷事業部を新設した。シルク印刷による表現の幅が広がり、どちらもフル稼働状態が続き、自社製品への対応でラインはほぼ埋まっている状態だ。このため工場の1つをより広い場所に移転し、生産規模を拡大する計画があるという。

 今春は、メール便対応シリーズ(写真)を導入する。配送料金の値上げを踏まえて開発したもので、すでに20 mLサイズは提案を開始し、4月を目途に30 mLサイズが加わる予定だ。

 本体はオーバル型をしたPET製で、メール便で送れるよう厚さを2.5ミリに抑えた。ガラス製のスポイト容器や、ポンプと組み合わせられる。このタイプはサンプル用が主流だったが、運賃の高騰を受け、本製品でも引き合いが増えているという。

 同社が日本総代理店を担う韓国のTOLY KOREA社では、4月から自社工場の本格稼働を目指し、準備を進めている。稼働後は成形、印刷、塗装、蒸着、組立、検査まで1つの建物の中で対応できるようになる。韓国の容器はデザイン性に定評があるが、今回の効率化により納期も短縮され、場合よっては2カ月強での納品が可能になる。

 これを機に同社の容器に切り替える取引先が出てきており、製造ラインが混み合う中、納期短縮は同社に大きなメリットをもたらすことになりそうだ。

 「容器の製造現場は混み合っているが、今期はそのような中でも自社工場を拡充し、少しでも早くお客様によりよいものをお届けできるように努力していきたい」(宮本氏)
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