【衣料用洗剤】10年後を大胆予測、イノベーションの推進で市場拡大へ

週刊粧業 2018年10月22日号 75ページ

【衣料用洗剤】10年後を大胆予測、イノベーションの推進で市場拡大へ
 2017年のファブリックケア市場規模は、衣料用洗剤が5年前とほぼ変わらず約2000億円となっている。液体洗剤では超濃縮タイプへの需要が高まり、高機能化が進んだことで、粉末洗剤からのシフトが進んだ。

 ライフスタイルに欠かせない衣料用洗剤の需要自体がなくなることは考えづらく、安定している側面もあるが、将来的な世帯数の減少や価格競争による単価下落などのマイナス要素が多いといった側面もある。

【粉末・液体洗剤】
単価アップに向けた取り組みと
世帯数減少への対応が今後の鍵

 衣料用洗剤の市場規模(2017年)は、重質洗剤が前年比1%減の約1900億円、軽質洗剤が2%増の約100億円となった。

 粉末洗剤から液体洗剤への移行が大きく進んだ背景には、超濃縮タイプが市場に投入されたことがある。その後、液体洗剤の需要が高まり、高機能化に向けた開発が進んでいった。そして非濃縮型の価格競争が発生し、各社が単価下落を防ぐために液体洗剤の付加価値を高め、単価アップを図ってきた。

 しかし2018年に入ってからは、液体洗剤市場における価格競争が一段と激化し、特に3月以降はデフレ減少が顕著になっている。

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