岩瀬コスファ、グローバルでの展開を加速

週刊粧業 2019年1月1日号 58ページ

岩瀬コスファ、グローバルでの展開を加速
 原料商社大手の岩瀬コスファは2019年、中期経営計画の4年目を迎える。

 同社の現在の取り組みについて、岩瀬由典社長に話を伺った。

 ――2018年の振り返りをお聞かせください。

 岩瀬 2018年は、地震・豪雨が各地で発生し、多くの災害に見舞われた。まずは被災された方々に、心からお見舞い申し上げたい。

 国内で災害が多発しても、訪日観光客の数は、政府が目標とする4000万人に向けて着実に推移している。このことからもメイド・イン・ジャパンの高品質な製品への需要は今後も世界的に高まるだろう。

 この好況の中、原料供給不足については各社に多大なご迷惑をおかけしており、原料商社としてお詫び申し上げる。現在、不足している原料は100品目以上あり、今後も増える可能性がある。

 当社は、この課題に対して受動的にならず、全社を挙げて積極的に対応していく。

 ――中期経営計画の取組み状況について具体的に教えてください。

 岩瀬 当社では、「海外ビジネスの拡大」「コア事業の強化」「ヘルスケアビジネスの再構築」などを含む中計8骨子を立てている。2019年は、1つひとつに関する達成度の過不足を見極め、中期経営計画達成に向けて邁進していきたい。

 特に「海外ビジネスの拡大」に向け、グローバル化を加速しなければならない。18年はアメリカとタイに現地法人を設立した。今後は各海外拠点間の連携を強化し、グローバル化を進める。

 中期経営計画4年目となる2019年は、良いことを続け、無駄なものをやめ、変革と挑戦を実行する「守破離」のファイナル・ステージに差し掛かっている。2年間実践してきたこの考え方を高水準で習慣化し、原料商社としてのあるべき姿を再構築していく。
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