東洋ビューティ、3つの強みで研究開発型をアピール

週刊粧業 2019年5月13日号 5ページ

東洋ビューティ、3つの強みで研究開発型をアピール


即商品化が可能な海外向け製品や
最新設備が整う新工場の情報も

 また、展示会での新たな試みとして、「海外向け」コーナーを設ける。

 同社は、中国・アジアを中心とした「メイド・イン・ジャパン」の需要拡大にともない、海外対応を本格化し、海外顧客との取引を拡大しているが、国内展示会で公に紹介するのは今回が初めて。

 海外向け製品は、品質に加え、開発のスピード感も重視し、そのまま商品化できる製品を中心に揃えた。

 一例として、デリケートな肌にも使用できる「ベビー用保湿クリーム」は、敏感肌ヒトパッチテスト、HRIPT試験、スティンギングテスト、乳幼児でのモニター使用による安全性試験も全てクリアしている。

 そして、ブースの一角には、今年4月に稼働を開始した新工場「佐賀工場」の模型も展示する。

 佐賀工場の稼働により、国内生産拠点は、宇都宮第一/第二工場(栃木)・上野工場(三重)・佐賀工場の3拠点・4工場体制になり、生産能力は従来の2倍になる。

 佐賀工場は、品質と生産効率の向上を目指し、自動化・機械化など省人化設備を導入し、生産設備も多品種小ロットから大ロットまで対応できる体制にした。また、前室、生産準備室、充填室及び包装室のクリーン度は、精密機械や医薬品を扱う高いレベルの衛生環境管理体制を整えている。

 新工場の模型とともに、工場内観を映像にて紹介する。また、工場のコンセプトである「地域と共存する開かれた工場」の特色として、「化粧品の生産工程を見学できる通路や当社の歴史を伝えるミュージアム、地域の子どもたちを招いて実施する化粧品体験教室などの取り組みも紹介する」(上野氏)。
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