コーセー、「インフィニティ」新マーケティング戦略をスタート

粧業日報 2019年7月4日号 3ページ

コーセー、「インフィニティ」新マーケティング戦略をスタート
 コーセーは、9月16日より、「KOSÉ」ブランドの最高峰でカウンセリング向け総合化粧品ブランド「インフィニティ」のさらなる認知度向上と顧客接点の拡大を目指し、新たなマーケティング戦略を展開する。

 具体的には、ベーシックスキンケアラインのリニューアルと、ブランドアンバサダーの起用、KOSÉグローバルカウンターの展開を計画している。

 1つ目の戦略として、「インフィニティ」が展開するベーシックスキンケアラインをリニューアルし、新たに「コンセントレート」ライン(8品目14品種、ノープリントプライス)として発売する。

 美しさを司る「肌五感(色感・質感・光沢感・弾力感・立体感)」を究めることが、ブランド名称の由来である「無限の美しさ」につながると捉え、フェイスラインのゆるみ、ほうれい線の出現など、立体的なエイジング変化を感じ始めた30代~40代をコアターゲットとしている。

 化粧水と乳液の使用感は、「Ⅰ しっとり」「Ⅱ とてもしっとり」「Ⅲ 特濃」の3タイプを展開することで、幅広い顧客ニーズに応える。リニューアルに先立ち、8月21日には、限定品のトライアルキット(3品目3品種、ノープリントプライス)を発売し、新たな顧客との接点拡大を目指す。

 2つ目の戦略として、今回、「インフィニティ」で初めてブランドアンバサダーを起用する。イメージキャラクターとは異なり、アンバサダーという戦略を取ることで、ブランドが目指す「エイジレス」な生き方を発信、ブランドの認知度拡大を図る。

 3つ目の戦略として、現在、「インフィニティ」を中心に展開しているコーセーのカウンターをリニューアルし、「KOSÉグローバルカウンター」として国内外のGMSを中心に順次導入する。

 カウンターのメインカラーには、深みのある青を採用。大きな商品ビジュアルやデジタルサイネージを配置することにより、存在感と世界観を演出した。

 一方、店前には「インフィニティ」の総合テスター台を全面に打ち出すほか、「ファンデーション」「美容液」「ポイントメーク」においては、ブランドを横断してテスターバーに設置する。

 近年、顧客ニーズが多様化する中、気軽にセルフで商品を試したいという客から、美容スタッフによるカウンセリングを求める客まで幅広く対応できる設計とした。アジアを中心に展開し、日本ではGMS旗艦店へ順次導入する。

 「インフィニティ」は、「肌に眠る無限の美しさを呼び覚ます」をフィロソフィーに掲げる総合化粧品ブランドで、2002年11月、大人の肌の乾燥に着目したスキンケアブランドとしてデビューした。

 「高効能、高付加価値商品を、カウンセリングを通して購入したい」という客層に向けて、量販店とドラッグストアで販売しており、「まだ見ぬ美しさを探求する」をブランドポリシーに、先進の皮膚研究に基づく高い効果と新しい価値を提供し続ける、コーセーブランドの中で最も付加価値の高いブランドに位置づけられている。

 海外では、2019年7月1日現在、中国、香港、台湾、シンガポール、インドネシア、マレーシア、タイ、ベトナム、カンボジア、ミャンマーで展開している。

 コンセントレートライン(8品目14品種)/トリートメント クレンジング クリーム(メーク落とし、120g)▽トリートメント ウォッシュ(洗顔料、120g)▽コンセントレート ローション(化粧水、本体3種各160mL、つけかえ用3種各160mL)▽コンセントレート エマルジョン(乳液、本体3種各120mL、つけかえ用3種各120mL)
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > コーセー、「インフィニティ」新マーケティング戦略をスタート

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop