ケイズ、2019年上期は新規顧客からの受注が好調

週刊粧業 2019年10月21日号 38ページ

ケイズ、2019年上期は新規顧客からの受注が好調
 ケイズの容器部門では今上期(4~9月)、新規顧客からの受注が好調に推移し、好調だった前年同期とほぼ同水準で着地する見通しだ。

 久保渕武第一営業部部長は、その要因として「1枚の発注書で容器調達から中身づくりの全てが完結する利便性が評価され、容器とOEMをセットで依頼したいというお客様が順調に増えている」と説明する。

 容器に関しては、海外(台湾・中国・韓国)から幅広く取り揃えた角型リップ容器(写真)の受注が拡大傾向にあり、「高級感のある厚肉タイプを中心に、キャップや形状のバリエーションが豊富な点が評価されている」(久保渕氏)という。

 下期に向けては、チークやアイカラーなどのメークアップ容器に加え、カプセル状のバルクを使用できるエアレス容器の提案も強化していく。

 「当社では、お客様に寄り添う角嶋一幸社長の営業スタイルを容器の営業でも実践している。エアレス容器の提案はその一環であり、カプセルバルクの粒がきれいに潰れないことでお困りだった既存のお客様からの声を受けて、ポンプ構造で特許を持つ海外メーカーと容器の改良を行った。今後のさらなる広がりに期待している」(久保渕氏)

 環境対応容器の提案では、再生プラスチックボトルやバイオマスボトルなどの容器を国内外から幅広く取り扱っている。

 人材教育の取り組みでは、今年4月に容器メーカー・商社で初めて日本化粧品検定協会と法人契約を締結し、化粧品コンシェルジュとしての提案力強化を進めている。

 「来年1月に出展を予定している化粧品開発展では、容器と中身に精通した化粧品コンシェルジュとして、来場されたお客様一人ひとりのお困りごとを解決することに注力していく」(久保渕氏)
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > ケイズ、2019年上期は新規顧客からの受注が好調

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop