石堂硝子、エアレス容器の選択肢を拡充

週刊粧業 2019年10月21日号 38ページ

石堂硝子、エアレス容器の選択肢を拡充
 化粧品容器メーカーの石堂硝子は、クライアントとの関係強化を図りながら独自にマーケティングを進め、オリジナル容器の開発を進めている。

 直近ではシンプル・ナチュラル志向に対応する新型容器に続き、エアレスポンプ容器に新ラインを追加した。

 シンプルやナチュラルをコンセプトとする化粧品は、加飾デザインでブランドの世界観を演出するものが多い。

 新型容器シリーズは、クライアントの創意性向上を目的に、広範囲に加飾デザイン可能な胴部に、ユニークなキャップを揃えた。

 エアレス容器は、吐出量「0.33 CC/0.5CC/1.0CC」の3種類を追加した。

 エアレスタイプは中身の酸化や劣化を防げることから、石油系原料を使わない無添加・フリー処方のブランドや植物成分100%配合を謳うアイテムなどで採用が増えており、同社では様々なニーズや要望に応えられるようバリエーションを持たせている。

 浅野圭司専務は、上記の新製品を引き合いに「化粧品のトレンドを生み出すのは本舗メーカーであるが、そのトレンドをしっかり掴んだ上で、半歩先を行くような提案が求められている」と話し、同社では環境に配慮した容器の開発も進む。

 同社では、環境対応型容器は09年より植物由来樹脂を使ったバイオPETやバイオPEへ切り替え可能な体制を整えた。

 昨年は肉厚で重厚感のある容器シリーズの樹脂量を削減して環境対応型シリーズへと昇華させた。

 新規ブランドはもとより、既に採用しているブランドも従来の世界観を損なわずに環境対応型への切り換えが可能となる。

 「環境対応は今後もニーズが高まると捉え、シリーズ毎に使用樹脂量の見直しを進め、可能なものから削減に取り組んでいく」(浅野専務)
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