ニベア花王、世界5カ国で男性スキンケアに関する意識調査

粧業日報 2019年12月11日号 4ページ

カンタンに言うと

  • 国際的なビジネスの現場では男性スキンケアの意識が向上
  • ビジネス現場のスキンケア意識、中国が首位、日本が最下位
ニベア花王、世界5カ国で男性スキンケアに関する意識調査
国際的なビジネスの現場では
男性スキンケアの意識が向上

 ニベア花王は、10月21日~23日にかけて、世界のビジネスマンのスキンケア傾向を探るべく、世界5カ国(日本・中国・アメリカ・イギリス・フランス)の20~59歳の男性800名(日本:400名(各世代100名)、その他4カ国:各100名)を対象に、「ビジネスと男性スキンケア」をテーマとしたインターネット調査を実施した。



 まず、世界5カ国の20代から60代男性に、現在使用している顔用スキンケア商品を尋ねたところ、化粧水・ローションを使用している日本人は32%と世界最高の一方で、乳液の使用率は11.8%で世界最下位という結果になった。

 一方、中国は全体的にスキンケアの使用率が高い(化粧水・ローション:21%、乳液:31%)傾向にあり、イギリスやフランスでは、クリーム(イギリス:49%、フランス:57%)などの保湿ケアを重視していることがわかった。



 顔用スキンケア商品を使用する理由を尋ねたところ、「イキイキとした印象に見せるため」と回答したのが日本は13.7%と世界最下位になっている一方で、「習慣で」(27%)と回答した割合が各国(中国:11.8%、アメリカ:8.1%、イギリス:17.8%、フランス:13.8%)に比べ1番高かった。

 また、顔用スキンケアの製品情報は常にチェックしているか尋ねたところ、中国では「非常にそう思う」「そう思う」と回答した割合が64%にのぼる一方で、日本は17.6%にとどまった。    

ビジネス現場のスキンケア意識、
中国が首位、日本が最下位

 ビジネスの現場で男性のスキンケアに対する意識が高まっているか質問したところ、中国が97%で世界第1位となり、フランスでも76%が意識の高まりを実感している一方で、日本は53.8%と世界最下位だった。



 世界5カ国の20代~60代男性に、実際に「ビジネスマナー」として、スキンケアにどの程度気を使っているか尋ねたところ、「非常に気を使ってる」と回答した割合が10.8%と各国(中国:45%、フランス:30%、イギリス:28%、アメリカ:20%)で最低という結果になった。



 次に、日本の20~50代男性に、現在使用している顔用スキンケア商品を尋ねたところ、化粧水の使用率が20代が45%、30代が41%なのに対し、40代が27%、50代が18%となり、世代間で差が開く結果になった。また、「使っているものはない」と回答した50代は36%にのぼり、3人に1人は顔用スキンケア商品を使用していないということが判明した。



 顔用スキンケアの製品情報は常にチェックしているか尋ねたところ、 「非常にそう思う」「そう思う」と回答した50代は5%、40代は14%にとどまる一方で、30代は20%、20代は31%にのぼった。

 年齢を重ねるほどスキンケアは必要になるか尋ねた場合も、20代は「非常にそう思う」「そう思う」と約80%が回答した一方で、50代の34%は「どちらともいえない」と回答した。



 ビジネスの現場で、男性のスキンケアに対する意識が高まっているか聞いたところ、「非常にそう思う」「そう思う」と回答した50代は44%にとどまる一方で、20代は68%にのぼり、その差は24%となった。
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