資生堂ジャパン 杉山副会長、コアブランドへ投資集中し成長へ

週刊粧業 2020年1月1日号 10ページ

資生堂ジャパン 杉山副会長、コアブランドへ投資集中し成長へ
 資生堂ジャパンでは、2019年も「お客さま(生活者)があらゆる生活場面で好きな時に、好きなように、ブランドを通じた化粧体験を楽しめることを実現する」というVISIONのもと、「肌3分野(スキンケア・ベースメイクアップ・サンケア)×コアブランドへの集中」と「コンタクトポイントの拡大・強化」という戦略を掲げ活動してきた。

 活動のひとつの成果としてファンデーション市場においては、新技術のみならず、ファンデーションでスキンケアをするという新しい美容習慣を提唱することで、これまでのファンデーションに対する概念を180度転換させ、市場にイノベーションを起こした。

 また、戦略の実行力を高めるために働き方改革にも注力している。代表的な取り組み「グッジョブ活動」もカルチャーとして息づきはじめるなど戦略が成果として現れ、資生堂ジャパンを市場に大きくアピールした1年となった。

 そこで、2019年を振り返るとともに、2020年の展望や注力する取り組みについて、資生堂常務兼資生堂ジャパン代表取締役副会長 日本地域CEO補佐 杉山繁和氏に話を伺った。

顧客の固定化へとつなげていく
「プロセス重視」の活動を推進

 ――まずは昨年1年間を振り返っていただけますか。

 杉山 19年は資生堂ジャパンのVISIONのもと「活動の『型を定着』させ『さらなる成長』を実現する」重要な年として活動してきました。

 現在も生活者起点に立ち「イノベーション×接点づくり」を強化しながら、自然災害や消費増税後の反動、インバウンド売上の変化など市場環境が厳しい中、柔軟に対応を図っています。

 戦略の中心である「肌3分野」への取り組みに加え、昨年は「SHISEIDO」「クレ・ド・ポー ボーテ(以下CPB)」「エリクシール」「HAKU」「dプログラム」「アネッサ」といったコアブランドへの取り組みに集中しました。

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