花王、在宅勤務時のメーク実態を調査

粧業日報 2020年5月11日号 3ページ

カンタンに言うと

  • 約6割の女性が勤務時のようにメークをしていないことが判明
花王、在宅勤務時のメーク実態を調査
 花王は、新型肺炎の感染拡大に伴い、職場以外の場所で業務に従事する「テレワーク」を導入する企業が増え、自宅を就業場所として働く「在宅勤務」に注目が集まる中、在宅勤務をしたことがある20~50代の一般女性329名(2020年3月、花王Web調査)を対象に、在宅勤務時のメークについて調査を行った。

 在宅勤務時のメークについては、「勤務先にいるときと同じくらいする」と回答した人は40.1%だった。一方で、勤務先にいるときより「少しだけ軽め」「かなり軽め」が合わせて35.5%、「全くしない」が24.3%となり、程度の差はあるものの、59.8%の人が勤務先にいるときのようにはメークをしていないことがわかった。

 次に、在宅勤務時のメークが「少しだけ軽め」「かなり軽め」「全くしない」と回答した人に、その理由を尋ねたところ、在宅勤務環境ならではの「人に会わないから」(39.6%)、「面倒だから」(36.5%)という回答が上位となった。

 メークが仕事上どのような効果をもたらすかを尋ねたところ、63.5%が「オンとオフの切り替えができる」と回答した。

 メークは就業のスイッチで、メークをすることで仕事モードになれると考えている人が多いようだ。以降は「自信がつく」(58.7%)、「対人関係が良くなる」(46.8%)と続き、メークをすることで自信を持って業務に臨んでいる普段の様子が伺えた。

 在宅勤務中のWeb会議経験については、「ある」と回答した人が70.8%にのぼり、年代が若いほどWeb会議経験率が高い傾向が見られた。

 続いてWeb会議をしたことがあると回答した人に、画面にうつる自分について気になることを尋ねたところ、1位は「太って見える」(57.1%)で、「不健康に見える」(42.5%)、「たるみやほうれい線が目立つ」(40.3%)が続く。

 一定時間、画面を通して自分を見ることになるWeb会議では、メークの有無に関わらず、普段とは違う印象の自分の姿にドキッとすることがあるようだ。
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > 花王、在宅勤務時のメーク実態を調査

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop