明色化粧品、ウェルビーイングに基づき処方設計

週刊粧業 2020年4月13日号 7ページ

明色化粧品、ウェルビーイングに基づき処方設計
 桃谷順天館グループの明色化粧品は、不安定なゆらぎ肌に訴求するスキンケア「リペア&バランス」(導入液・化粧水・クリーム・化粧下地・パウダー)を発売した。「ウェルビーイング」の概念に基づいた処方設計で、内外環境の影響で不安定に変化するゆらぎ肌をケアする。

 さらに今回、ハーブとフローラルに柑橘を調和した心地よい香りを採用。リラックスや癒しの効果を持つ香りを取り入れることで、より心に働きかけるスキンケアが実現した。

 開発背景や感性価値を追求する研究体制について、取締役の瓜野松雄氏に話を伺った。

 ――「リペア&バランス」を開発した背景をお聞かせください。

 瓜野 肌と心は密接に関係しており、肌の調子が精神状態に影響し、精神的なストレスが肌の状態に影響する。そのため、心身共に健康であることが重要と考え、今回はウェルネスやウェルビーイング、ホリスティックといった概念に基づき研究開発を進めた。

 一般的な保湿カテゴリーと比べると、敏感肌の市場規模はそれほど大きくはない。しかし、当社の独自調査によると自分を敏感肌と思い込んでいる方や、敏感肌と一般保湿の両方にかかる「自称敏感肌」の方が非常に多くいらっしゃることがわかってきている。

 加えて、敏感肌・自称敏感肌の人々が日常的に健康で安定した状態の肌を保ちたいと考えていることも明らかになった。

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