資生堂、新専門店政策 第3弾を実施

粧業日報 2020年5月20日号 3ページ

資生堂、新専門店政策 第3弾を実施
 資生堂は、政府による緊急事態宣言が5月末まで延長されたことを受け、「新専門店政策 第3弾」(2020年4月末~5月末)を実施する。

 第3弾は、生活必需品以外の業種に対する休業要請により、臨時休業や営業時間の短縮を余儀なくされている化粧品専門店(対象店:約3600店)のバックアップ、さらには買い物難民化している「クレ・ド・ポー ボーテ」「ベネフィーク」「SHISEIDO」3ブランドの愛用者救済を目的に実施される。

 化粧品専門店のバックアップに向けては、支払いサイトの延長を希望する得意先に対し、5月度の支払いサイト(20日サイクル店=6月5日→7月6日、月末サイクル店=6月15日→7月15日)を1カ月延長する。グループ店・系列店については一括して延長を適用する。

 買い物難民化するブランド愛用者に向けては、新型コロナウイルス感染症に伴う緊急事態宣言を踏まえた「緊急特別対応(電話注文による通信販売)」を5月末まで実施する。宣言が延長される場合には、再延長も検討するが、期間終了後は、緊急特別対応を直ちに終了する。

 なお、電話注文の実施にあたっては、個数制限(1商品あたり1日3個まで)を設けるとともに、特商法などの法令順守の徹底(LINE等を活用した顧客との直接のやりとりなどは可、HP等での不特定多数への告知は不可)を要請する。なお、配送料については各店での負担になるという。
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