ライオン、20~40代女性300人に「ワキ汗」に関する意識調査

粧業日報 2020年5月22日号 5ページ

カンタンに言うと

  • ワキ汗に悩む人の約8割が「着たい服を着れない」状況に
ライオン、20~40代女性300人に「ワキ汗」に関する意識調査
 ライオンは、2019年10月18日~21日にかけて、全国の20~40代女性でワキ汗が気になり、より機能の高い制汗剤を買い求める300人(高機能な制汗剤には投資する「ワキ汗切実派」:150人、機能は高くても価格が高い場合は投資しない「エチケット派」:150人)を対象に、ワキ汗に関する意識調査を実施した。

 その結果、女性にとってワキ汗ジミは、精神的なダメージが大きいことがわかった。



 まず、「ワキ汗ジミはなぜ気になるか」を尋ねたところ、「恥ずかしい」(58.5%)、「見た目が悪い」(55.5%)、「ニオイの原因になる」(51.8%)といった回答が目立った。

 また、「自分のワキ汗ジミに気づいた時の心のダメージ」を尋ねたところ、「ストッキングに穴が開いていた・伝線していた」「人前でオナラが出てしまった」「チャックが開いていた」時と同レベルだった。

 次に、服装について尋ねたところ、ワキ汗に切実に悩んでいる「ワキ汗切実派」の約8割がワキ汗ジミが気になる春夏期に「着たい服を着ることができていない」ことがわかった。一方、「エチケット派」は5割弱にとどまった。



 続いて、ワキ汗をかいて恥ずかしかったエピソードや困った経験があるか尋ねたところ、「エチケット派」は14.0%だったのに対し、「ワキ汗切実派」では49.2%と約半数の人が「ワキ汗にまつわるエピソードがある」と答えた。

 具体的には、「汗の目立つ服を着ていて、友達に人前で指摘された」「プリクラにワキ汗まで写った」「仕事でプレゼンの時、ワキ汗ジミが気になって、ぎこちない動きになり、皆の前で上司に怒られた」と答えており、単純に「恥ずかしい」だけではなく、困りごとや失敗に発展していることがわかった。

 そこで同社では、「ワキ汗切実派」と「エチケット派」で、実際にどの程度のワキの汗ジミができるかを検証するため、東京の真夏の朝、駅まで1km(10~15分)歩いた場合を想定した汗かき実験(各派3名ずつ)を行った。その結果、「ワキ汗切実派」では3名ともくっきりワキ汗ジミができているレベルだった一方、「エチケット派」の2名は、ワキ汗ジミはほとんどなく、「ワキ汗切実派」とは汗の量にも差があることがわかった。

 ただ、残りの1名のワキ汗ジミは「ワキ汗切実派」と同じくらいだったことから、自分はそれほど汗をかかないと思っていても、意外と汗をたくさんかいている可能性があることが示唆された。
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > ライオン、20~40代女性300人に「ワキ汗」に関する意識調査

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop