新型コロナ自粛下で太った女性は4割、ナリス化粧品調査

粧業日報 2020年6月11日号 6ページ

新型コロナ自粛下で太った女性は4割、ナリス化粧品調査
 ナリス化粧品は、20~59歳の全国の女性2023名に、新型コロナウィルス感染拡大影響下にある今年4月以降の1カ月の生活に関するアンケート調査(1次調査:4月30日~5月7日、2次調査:5月7日~5月10日、調査方法:インターネット)を行った。

 その結果、大幅に外出頻度が減り、生活リズムが不規則になったり、体重が増えたと感じている女性が多いことがわかった。



 3月までと4月以降を比較して外出の頻度を尋ねたところ、48.4%の女性が「大幅に減った」と答えた。「まあまあ減った」(22.1%)と「少し減った」(12.9%)と合わせると83.4%の女性が「外出は減った」と答えた。

 増えた家事の種類について尋ねたところ、4割を超える女性が「料理」と答えた。次いで、「家の中の掃除」(32.5%)、「食事の後片付け」(24.8%)が続いた。

 「料理」「食事の後片付け」と合わせ、「食料の買い出し」(20.2%)など、家族が自宅で食事をする回数が増えたことにより、食事に関わる家事にかける時間的負担が増えたことがわかった。



 体重の変化について尋ねたところ、「3キロ以上増えた」(5.0%)、「2~3キロ増えた」(8.4%)、「1~2キロ増えた」(18.8%)と「計っていないが、増えたように思う」(8.0%)を合わせると、40.2%と4割を超える女性が「太った」「体重が増えた」と答えている。

 年代別で見てみると、ほとんどの世代で約4割の女性が「太った」「体重が増えた」と答えているが、35歳~39歳の女性は、47.7%と約5割の女性が「太った」「体重が増えた」と答えている。

 職種別では、「会社員(事務系)」(45.1%)、「会社員(技術系)」(42%)と会社員の女性が「太った」「体重が増えた」と感じているようだ。



 生活リズムについて尋ねたところ、「起床時間」「就寝時間」「仕事をする時間」「家事をする時間」「運動をする時間」「朝食を摂る時間」「昼食を摂る時間」と、「夕食を摂る時間」(15.7%)以外の生活のほとんどについて、20%を超える女性が「不規則になった」と答えている。

 職種別では、学生が「起床時間」(48%)、「就寝時間」(47.2%)となっており、約半数の学生で生活リズムが不規則になったことがわかった。

 生活が不規則になったと答えた女性のうち、「体重が増えた」「計っていないが、太ったような気がする」を合計すると56.3%になるのに対し、3月までと変わらない生活をしている女性は「体重が増えた」「計っていないが、太ったような気がする」が32.7%と、生活のリズムが不規則になった女性は、それまでと変わらない生活をしているよりも2倍近く「太った」と感じていることも判明した。

 同社では今回の調査結果を踏まえ、「多くの女性が、新型コロナ感染拡大の状況下、外出を控え、増えた家事に時間を費やしていることや、生活リズムの崩れ・体重の増加に悩んでいることが判明した。ストレスが多い日常だが、規則正しい生活や、それぞれに合ったリフレッシュやリラックスする方法を見つけ出し、健康な心身を維持することが大切だ」とコメントしている。
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