日本精化、生理活性リン脂質やサトウキビ由来のイヌリンを提案

週刊粧業 2020年6月8日号 13ページ

日本精化、生理活性リン脂質やサトウキビ由来のイヌリンを提案
 日本精化は、近年市場に投入した新製品が好評を得ている。

 昨年5月のCITE Japanで披露した生理活性リン脂質「PrimeLipid PI(プライムリピットピーアイ)」は、リン脂質の1種・ホスファジイノシトールを高配合した植物由来のリポソーム用素材で、化粧品医薬部外品、中国規制に対応している。

 保湿・抗酸化・美白のほか、抗シワ(画像)などマルチ機能を発揮し、スキンケア製品全般への配合が可能となっている。

 また、同社は3月、サトウキビ由来のイヌリン「Inulin₋SC(イヌリンエスシー)」でコスモス認証を取得した。

 チコリ由来のイヌリンと比べ水への溶解性に優れている同原料は、様々な製剤へ配合にしやすい上、ヒアルロン酸産生促進や保湿効果、顔料分散性の向上効果も確認されており、メークアップ製品への配合にも適している。

 さらに、「Neosolue₋DiSM(ネオソリューディーアイエスエム)」の引き合いも増えている。

 べたつき感のない液状オイルでありながら、高い抱水性を示し、シャンプーへの配合により洗い流した後の保湿効果やキューティクルの改善といったコンディショニング効果が確認されている。

 また、優れた顔料分散性を発揮するためメークアップ製品への使用も効果的だ。

 「新原料の活用で、中国市場に向けた提案の幅をさらに広げていく。また、インスタグラムや動画配信を活用し、オンライン上でも認知拡大施策を進めていきたい」(同社)
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