withコロナ(ウィズコロナ)時代の新常識、衛生美容が当たり前の時代に

粧業日報 2020年6月29日号

カンタンに言うと

  • ハイジェニック製品・ハイジーンコスメが新たな習慣に
withコロナ(ウィズコロナ)時代の新常識、衛生美容が当たり前の時代に
 VIホールディングは、新型コロナウイルスの感染対策として手洗いうがいやアルコールスプレーをする回数が増える中、小学生以下の子どもがいる母親1112人を対象に「親子の感染対策での悩み」(調査日:5月21日、モニター提供元:ゼネラルリサーチ)に関するインターネット調査を実施し、「withコロナ」の時代にどういった感染対策が求められているのかを探った。

母親の約9割で手洗い回数や
1回にかける時間が増える傾向に

 まず、「どういった新型コロナウイルスの感染対策をしているか(複数回答可)」を尋ねたところ、「外出するときはマスクを着用する」(78.8%)と回答した人が最も多く、次いで「小まめに手洗いうがいをする」(75.5%)、「3密を避ける」(67.4%)、「アルコールスプレーや除菌シートを持ち歩く」(60.1%)、「部屋の換気を小まめに行う」(52.6%)、「ハンカチやティッシュを持ち歩く」(44.5%)、「極力手すりやドアノブを触らないようにする」(37.5%)と続いた。

 次に、「新型コロナウイルスの感染対策として特に意識するようになったこと」について尋ねたところ、「小まめに手洗いうがいをする」(38.8%)と回答した人が最も多く、次いで「外出するときはマスクを着用する」(27.4%)、「アルコールスプレーなどで手や物などの除菌をする」(26.6%)、「部屋の換気を小まめに行う」(6.7%)と続いた。

 「手を洗う回数や1回にかける時間は増えたか」を尋ねたところ、「かなり増えた」(44.8%)、「少し増えた」(42.6%)と9割近くの人が増えたと回答した。

 小まめに洗うだけでなく、丁寧に洗う人が増えているようだ。

 「どのようなときに手にアルコール除菌をするか(複数回答可)」を尋ねたところ、「外出先で気がついたとき」(76.0%)と回答した人が最も多く、次いで「食べ物を食べる前」(55.3%)、「手すりやドアノブを触ったとき」(38.9%)、「子どもがおもちゃで遊ぶ前」(16.8%)と続いた。

6割強が手荒れ・乾燥に悩む中、
保湿・敏感肌タイプに期待の声

 「手洗いやアルコール除菌の利用が増えたことで自分や子どもの手荒れや乾燥に悩むことはあるか」を尋ねたところ、「乾燥に悩んでいる」(25.4%)、「手荒れに悩んでいる」(23.2%)、「両方に悩んでいる」(13.1%)と、回答した方を合わせると、6割以上の人が「乾燥や手荒れに悩んでいる」と回答した。

 一方、「これからは消毒や除菌を習慣化させていきたいか」を尋ねたところ、9割以上の人が「はい」(90.8%)と回答した。消毒や除菌を習慣化させたいと思う一方で手荒れや乾燥も気になっている姿が浮き彫りになった。

 そこで、「どういったアルコール除菌を使いたいか(上位2つ)」を尋ねたところ、「除菌だけでなく保湿もできるもの」(68.9%)と回答した人が最も多く、次いで「持ち歩きができるもの」(64.4%)、「敏感肌でも使いやすいもの」(45.9%)、「消臭効果があるもの」(12.3%)、「香りがよいもの」(6.7%)と続いた。

 手荒れを防げて持ち運びが便利なものや、頻繁に使用する分刺激が少ないものの支持が高いことがわかった。

 同社では、手洗いやアルコール除菌の利用が増えたことで「手荒れ」や「乾燥」に悩む親子が6割以上いることが判明したことを踏まえ、「ハイジェニック製品やハイジーンコスメが流行するアメリカと同様、日本でもwithコロナで『衛生美容』が新習慣になっていくだろう」と予測している。
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